FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


カテゴリ:11〜20巻で完結 > 16〜20巻で完結

ヘビー級世界チャンピオンを目指す女子ボクシング漫画の第1巻

秋野おこめ、18歳。体格を活かして村の相撲大会で優勝。
身長193cm、体重92kgのインパクト。商品の米俵180kgを意気揚々と持ち帰る。
次郎ボクシングクラブ・トレーナー、夏木茜。元日本チャンピオン。
女子ボクシング界の逸材としておこめをスカウトするも幼い弟妹を理由に断られる。
…流しの父親が怪しげな雰囲気しか無いのだが。幼い子どもを置いて家出はアカン。

初心者おこめ、なんやかんやでジムのガラスを破壊、プロを目指す石松美春を破壊、
フェザー級のK介を破壊…。姉の剛腕を知る幼い弟妹の「死亡(すぼう)だ」は笑う。
ガッツだけが売りの石松はYARAWAの富士子のようになれるのだろうか…なれさなそう。
会長、あかねのような強引キャラが非常におもしろい。おこめはとってもチャーミング。
スポーツ漫画で打ち切りは消化不良感が出るが、全18巻で世界戦まで描かれるので安心。


料理漫画でお馴染みの寺沢大介による推理×料理漫画。
他の作品は少し読んだことがある程度、ドラマも未視聴。

高野聖也。世界観はサスペンスなリアル風なのに、食欲はギャグ漫画。
食に対する執着心が異常なので、曲者名探偵らしくはあるけど、
キャラ的に受け付けない人もいそう。おかげでシリアスな事件でも、
オチで綺麗にまとめたり、ギャグで落としたり、なんでもアリで良い。
探偵が本業かと思いきや、歴史小説家が本業っぽい。
知識の豊富さはそういうところからも来ているのだろう。
作家とか本屋が探偵というのは、割とよくある設定か?
出水京子。カロリーと戦う秘書。改めて第1話を見ると、
最初はあまり可愛くない。浦沢作品のモブっぽい。徐々に可愛くなる。
蕎麦屋聖地巡礼で説明口調の「さすが名探偵!高野聖也!」がなんか好き。
オチ以外も、この漫画ならではの展開で気持ちがいい。

初っ端からチーズからそういう推理になるかと面白かった。
基本1話完結なので、それはもう色々な料理、食材が事件に絡んでくる。
読んでいたら出来立てのコロッケが食べたくなってきた。
少女漫画家殺人事件の「このマンガはフィクションです」に笑った。
学食に思い入れがありすぎで笑った。まぁ、値段が安くて味も悪くないか、
値段が若干安めでおいしいか、どっちかというイメージ。
230円のそばに90円の大きすぎる野菜かき揚げをトッピングすのが好きだった。
寝る前に漫画を読むことが多いけど、腹が減ってくる。




喰いタン(1) (イブニングコミックス)

まさか令和の時代にトルテやタカマルを初めて読むやつ、おりゅ?は〜い(藁
ファミ通は昔、いい電子と伊集院光のコラムを立ち読みしていた程度。
なのでトルテは浜村通信以外は何もわからなかった。

まず、漫画を左から右に読むというのが久しぶり。
ゲーム雑誌はどういう表紙だと売上が良いのだろう。
グラビア?コスプレ?超大作?そういうデータも教えていただきたい。
ゆきえがぽっちゃりはしているけどあまり丸っこくない。
珍しいヒロインだったので、読んでなくても名前も覚えていた。
だから1巻の表紙に綾がデカデカと描かれているの驚いた。
ゆきえは後からヒロインポジションになったのだろうか?

青春部活動漫画として良い感じ。綾の初登場がとても可愛らしい。
マリオサンシャインってそんなに前なんだなぁ…。
写真部、美少女アイドル研究部(実質ダンス部?)、漫研の力を借りて
雑誌を作り上げるのが熱い。しかし印刷部の存在意義が謎。便利だけど。
発行部数1500部ってなかなかすごいのでは?まぁ、商売にはならないか。
かと思えば、反社会的勢力を壊滅させたり、はちゃめちゃアクション要素も。
タカマルにゆきえが取られて嫉妬するモモがあざとベタかわいい。
ゆきえ以外は冗談みたいに細い…。だからこそゆきえが際立つ。いいね。

しかし楽しむためにはトルテだけでなく、ハイパーあんなも必読か…。
あとがきの「描いちゃいけない業界ネタ」が気になる。




たかまれ! タカマル 1 (ビームコミックス)

令和の時代にこの漫画の感想の書く人が他にいるのだろうか?
(電子書籍版で11円セールをやっていたので他にもいるかもしれない)
強烈なキャラクターたちによる良いエピソードもあるはずなのに、
何故か異様に大きい乳房とラッキースケベしか印象に残らない漫画の第1巻。
内容自体は古典的な学園ラブエロコメだけど、癖のあるデザインで唯一無二。

影が薄いという個性を持った伝助。だから東雲も歩み寄れたのだろう。
霧香もヒロインの素質が抜群なのに、東雲がいるのでぶっとんだキャラに。
まぁ、大物感があって良い。謎は謎のままで終わったのがもったいない。
なんかキリカという名前は曲者が多いような。他に誰も思いつかないけど。
影トーンで目が疲れる。近年のデジタルでトーンを多用するやつよりはマシ。

ハーレム漫画の定めか、ひたすら属性てんこ盛り。
小萌の超乳は本作の象徴。太眉眼鏡ツインテール。情報過多。
ツンツンデレデレな京子と飄々としたグレースも良い。
でもナンバーワンはくまちゃんこと微少女えみる。隠しヒロイン。
マンモス校とはいえ、10以上プールがあるのはとんでもない。遭難しそう。
サブタイトルが何気にパロディ。誰か元ネタ一覧つくったら?


エイケン 1巻
エイケン 1巻

やる気が無いことで有名な野中英次による不良系シュールギャグ漫画。
残念ながら野中作品は本作とだぶるじぇい(原作)以外は未読なので、
真骨頂であるスターシステムという名の使い回しを楽しむことができない。
課長バカ一代とドリーム職人のkindle版を…いや、それより新作を…。

表紙をめくると早速、本筋と無関係な野球ネタや、校舎破壊について書かれた
クロマティ高校沿革。水原茂っぽい人から歴史が始まっているのは笑う。
本編は不良とは無縁の神山高志による「前略オフクロ様」の口上で始まるも…。
最初期の神山は周囲にビビっていたり、更生させるという志があったんだなぁ。
表紙の意気込む神山が、まさか一番どうかしていたというのは、まだ先の話。
パシリを効率よく行うために売店を始める時点で、なかなかどうかしていた。

「二つ名がない」という理由でボロクソに言われる前田に笑う。
まさかここで彼の運命が決まっていたとは。良いツッコミ役だと思う。
一方で林田も初期から鋭いことを言ったと思えば、意味不明なことを
自信満々で言ったりして、ぶれない男だ。話のキッカケや転がし役に最適。
ダブリの平井さんは比較的常識人だったけど、クロ高で留年という以外は
普通すぎて面白くない。たぶん進級時にまた留年したと思う。南無。

フレディや竹野内が出始めてからが本番。バース高校に行くために乗った
タクシーで道に迷うというくだらないネタを何ページも描く…大好き!
北斗の子分の「君の名は。」(←面白いこと言ったつもり)も1巻から炸裂。
全巻読んでから読み返すと、散々こすっていたのに消えたキャラクターや
やたらと喋るメカ沢に笑う。まさか野中英次は、ここまで計算して…ない。

ネタがシュール過ぎたり、ゴリ押しだったり、使い回しだったりするけど、
絵はネタに合ってるし、丁寧だと思う。絵のコピペも有り。微妙に違うの有り。
そう言わしめてしまうほど、漫画家・野中英次はすごい。言い過ぎ?



魁!!クロマティ高校(1) (週刊少年マガジンコミックス)
魁!!クロマティ高校(1) (週刊少年マガジンコミックス)

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