「誰よりも速い球を投げたい!」
芳陽高校野球部に特待生組として入部した金髪男・新田英吾。
入部早々、プロ注目の川原キャプテンからストレートだけで三球三振を奪う。
新エースの到来に甲子園出場へ向けて盛り上がる芳陽高校野球部だが、
新田には日によってコントロールの良し悪しが変わるという致命的な欠点が…。
古谷野孝雄が、ANGEL VOICEの連載前に月チャンで11年間連載していた
高校野球漫画。面白いに決まってるので、いきなり全巻まとめ買い。
髭面で大型の監督はだいたい近寄りがたい、超強い、冷たい、実は優しいという
不文律があるけど、遠山監督に関しては「照れ屋」という属性が追加されて、
周りからガンガン突っ込みが入るカオス。他にも作中最強クラスの川原、
特に誰も触れないけど異常に老人顔の村上、新田に対抗心を燃やす桜井など、
脇役も非常にキャラが立っていておもしろい。さすがにAVと比べると、
初期は表情や白い背景に違和感もあったけど、絵も話もギャグも安定してる。
後付設定もあるっぽいけど、初見ではあまり違和感ないからセーフ。
同地区の巣ヶ北の新入生・奈倉が甲子園常連校を完封、直球は150km/hと聞いて
新田も練習に熱が入る。完璧なオーバースローから投げ下ろすストレート。
受ける者、見る者を興奮させる。先輩相手でも乱暴な振る舞いをするのは、
いただけないが、悪意も裏表もなく豪快な性格は気持ちが良い。
バッセンの球速測定で憤慨しているけど、マウンドと条件が違いすぎるし、
…自前のスピードガンや球場の表示は正確なのかという疑問は置いといて…
仮に思ったより速度が出て無くても、新田のストレートは回転量が多くて、
バットの上を抜けていくようなノビのある球だから、打ちにくいと思う。
「夏の甲子園で全国をわかせたバッテリーの本当のスタートだった」という
文字が語るように、しばしばナレーションベースで未来や過去が明かされる。
それ自体はストーリーに関わるほど大きな意味はないけど、読み手の想像が
膨らんで良い。邪魔しない程度に、期待を裏切らない程度に入るのが良い。
ちょいちょい下品なネタも入るのはご愛嬌。割りと効果的に働いている。
GO ANd GO 2巻 古谷野孝雄
GO ANd GO (1) (少年チャンピオン・コミックス)
芳陽高校野球部に特待生組として入部した金髪男・新田英吾。
入部早々、プロ注目の川原キャプテンからストレートだけで三球三振を奪う。
新エースの到来に甲子園出場へ向けて盛り上がる芳陽高校野球部だが、
新田には日によってコントロールの良し悪しが変わるという致命的な欠点が…。
古谷野孝雄が、ANGEL VOICEの連載前に月チャンで11年間連載していた
高校野球漫画。面白いに決まってるので、いきなり全巻まとめ買い。
髭面で大型の監督はだいたい近寄りがたい、超強い、冷たい、実は優しいという
不文律があるけど、遠山監督に関しては「照れ屋」という属性が追加されて、
周りからガンガン突っ込みが入るカオス。他にも作中最強クラスの川原、
特に誰も触れないけど異常に老人顔の村上、新田に対抗心を燃やす桜井など、
脇役も非常にキャラが立っていておもしろい。さすがにAVと比べると、
初期は表情や白い背景に違和感もあったけど、絵も話もギャグも安定してる。
後付設定もあるっぽいけど、初見ではあまり違和感ないからセーフ。
同地区の巣ヶ北の新入生・奈倉が甲子園常連校を完封、直球は150km/hと聞いて
新田も練習に熱が入る。完璧なオーバースローから投げ下ろすストレート。
受ける者、見る者を興奮させる。先輩相手でも乱暴な振る舞いをするのは、
いただけないが、悪意も裏表もなく豪快な性格は気持ちが良い。
バッセンの球速測定で憤慨しているけど、マウンドと条件が違いすぎるし、
…自前のスピードガンや球場の表示は正確なのかという疑問は置いといて…
仮に思ったより速度が出て無くても、新田のストレートは回転量が多くて、
バットの上を抜けていくようなノビのある球だから、打ちにくいと思う。
「夏の甲子園で全国をわかせたバッテリーの本当のスタートだった」という
文字が語るように、しばしばナレーションベースで未来や過去が明かされる。
それ自体はストーリーに関わるほど大きな意味はないけど、読み手の想像が
膨らんで良い。邪魔しない程度に、期待を裏切らない程度に入るのが良い。
ちょいちょい下品なネタも入るのはご愛嬌。割りと効果的に働いている。
GO ANd GO 2巻 古谷野孝雄
GO ANd GO (1) (少年チャンピオン・コミックス)