FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


カテゴリ: 11〜20巻で完結

ヘビー級世界チャンピオンを目指す女子ボクシング漫画の第1巻

秋野おこめ、18歳。体格を活かして村の相撲大会で優勝。
身長193cm、体重92kgのインパクト。商品の米俵180kgを意気揚々と持ち帰る。
次郎ボクシングクラブ・トレーナー、夏木茜。元日本チャンピオン。
女子ボクシング界の逸材としておこめをスカウトするも幼い弟妹を理由に断られる。
…流しの父親が怪しげな雰囲気しか無いのだが。幼い子どもを置いて家出はアカン。

初心者おこめ、なんやかんやでジムのガラスを破壊、プロを目指す石松美春を破壊、
フェザー級のK介を破壊…。姉の剛腕を知る幼い弟妹の「死亡(すぼう)だ」は笑う。
ガッツだけが売りの石松はYARAWAの富士子のようになれるのだろうか…なれさなそう。
会長、あかねのような強引キャラが非常におもしろい。おこめはとってもチャーミング。
スポーツ漫画で打ち切りは消化不良感が出るが、全18巻で世界戦まで描かれるので安心。


よくあるちょっとHなどうたらこうたらの第1巻。

高校入学を機に、普通で可愛い彼女が欲しい石丸大人が出会ったのは
クールな友近麻美とキュートな笹原清香、2人の先輩と「人文研究会」。
人類の歴史とは拷問の歴史。拷問は聖書に記述があるほど人類にはお馴染み。
そして始まる勝てば先輩を好き勝手にできる権利、負ければ入部の拷問対決。
拷問の小話も一応あるにはあるが、基本的にはとってつけたようなもの。
清香の立派に実ったメロンを鷲掴みにせずとも支えられたのでは…?
からかい上手の麻美さんにボコボコな石丸。第2話で尿意回はレヴェル高い。
めっちゃ攻める麻美。この体のはり方は、冗談では済まされないような…。

しかしノーパンデート回で清香のほうがどうかしていることが判明。
ギャグ漫画の戦闘力を誇る豪腕というおまけ付き。
エロひどい目に遭い続ける清香。唐突な催眠術展開に笑ってしまった。
部活に対しての思いと、石丸の好感度が高いっぽいことがバラされる。
低身長デコの鶴瀬リコ。貧乳は世を忍ぶ仮の姿で、清香に匹敵する爆乳。
清香(と石丸)に助けられ、彼女を慕う。男嫌い。
…ああ、石丸の身を挺した優しさに落とされちゃうパターンだなぁ。
石丸をダーリンと慕う幼馴染み・三戸森若葉。
あれ?若葉の人となりは知らんけど、石丸くん勝ち組では?
石丸の童貞をかけて清香と若葉が激突。テンションたけ〜。
1巻でヒロイン4人も出てきちゃったよ。
最近はヒロインを固定しているラブコメが多いけど、こんなもんだっけ?
このペースでいつまで持つのか?12巻は持つらしい。

初出がないので番外編おしおき2.5は単行本用の描き下ろしなのか、
Twitterかなにかに載せたのか、よくわからん。4PだからTwitter?
特別読み切り。サバドル。サバイバル生活をするアイドル。
こっちも4Pだけど、これはさすがに短すぎる…18Pは必要。


放課後の拷問少女 2巻 BOKU


料理漫画でお馴染みの寺沢大介による推理×料理漫画。
他の作品は少し読んだことがある程度、ドラマも未視聴。

高野聖也。世界観はサスペンスなリアル風なのに、食欲はギャグ漫画。
食に対する執着心が異常なので、曲者名探偵らしくはあるけど、
キャラ的に受け付けない人もいそう。おかげでシリアスな事件でも、
オチで綺麗にまとめたり、ギャグで落としたり、なんでもアリで良い。
探偵が本業かと思いきや、歴史小説家が本業っぽい。
知識の豊富さはそういうところからも来ているのだろう。
作家とか本屋が探偵というのは、割とよくある設定か?
出水京子。カロリーと戦う秘書。改めて第1話を見ると、
最初はあまり可愛くない。浦沢作品のモブっぽい。徐々に可愛くなる。
蕎麦屋聖地巡礼で説明口調の「さすが名探偵!高野聖也!」がなんか好き。
オチ以外も、この漫画ならではの展開で気持ちがいい。

初っ端からチーズからそういう推理になるかと面白かった。
基本1話完結なので、それはもう色々な料理、食材が事件に絡んでくる。
読んでいたら出来立てのコロッケが食べたくなってきた。
少女漫画家殺人事件の「このマンガはフィクションです」に笑った。
学食に思い入れがありすぎで笑った。まぁ、値段が安くて味も悪くないか、
値段が若干安めでおいしいか、どっちかというイメージ。
230円のそばに90円の大きすぎる野菜かき揚げをトッピングすのが好きだった。
寝る前に漫画を読むことが多いけど、腹が減ってくる。




喰いタン(1) (イブニングコミックス)

まさか令和の時代にトルテやタカマルを初めて読むやつ、おりゅ?は〜い(藁
ファミ通は昔、いい電子と伊集院光のコラムを立ち読みしていた程度。
なのでトルテは浜村通信以外は何もわからなかった。

まず、漫画を左から右に読むというのが久しぶり。
ゲーム雑誌はどういう表紙だと売上が良いのだろう。
グラビア?コスプレ?超大作?そういうデータも教えていただきたい。
ゆきえがぽっちゃりはしているけどあまり丸っこくない。
珍しいヒロインだったので、読んでなくても名前も覚えていた。
だから1巻の表紙に綾がデカデカと描かれているの驚いた。
ゆきえは後からヒロインポジションになったのだろうか?

青春部活動漫画として良い感じ。綾の初登場がとても可愛らしい。
マリオサンシャインってそんなに前なんだなぁ…。
写真部、美少女アイドル研究部(実質ダンス部?)、漫研の力を借りて
雑誌を作り上げるのが熱い。しかし印刷部の存在意義が謎。便利だけど。
発行部数1500部ってなかなかすごいのでは?まぁ、商売にはならないか。
かと思えば、反社会的勢力を壊滅させたり、はちゃめちゃアクション要素も。
タカマルにゆきえが取られて嫉妬するモモがあざとベタかわいい。
ゆきえ以外は冗談みたいに細い…。だからこそゆきえが際立つ。いいね。

しかし楽しむためにはトルテだけでなく、ハイパーあんなも必読か…。
あとがきの「描いちゃいけない業界ネタ」が気になる。




たかまれ! タカマル 1 (ビームコミックス)

スポ根文化系美少女部活モノ…ではなく、5・7・5の川柳で筆談する
雪白七々子が主人公の文芸部ラブコメディの第1巻。

1P2本の4コマ形式というのが非常に良い。普通のコマ割りにすると
七々子のセリフが映えにくいし(締めやショートでやるのはまた別)、
1P1本だとさすがに内容薄すぎてしんどい。近年多いけど…。
七々子が川柳関連ネタで変なことをするだけでスッキリ落ちておもしろい。
かと思えば川柳がなくても笑える。「いきが出来ぬ」とか秀逸。
ラブコメ薄めでも十分戦えるのでは…?絵はラブコメ向きだけど。
最初の2本でトイレ我慢してるからトイレキャラの印象が強くなった。

そんな七々子のお相手は最強の元不良・毒島エイジ。
お茶にごす。をポップなラブコメにした感じかぁ。しっくりきた。
…と言うと全然違うと両作品のファンから怒られそう。あくまで雰囲気。
周囲からボロクソ言われているエイジが泣ける。コメディ漫画で良かった…。
オチとかキャラ設定を見るに、作者はギャグ漫画が大好きなんだろうなぁ。
部長・片桐アマネが割と普通の人。段々おかしくなってくるけど。
スケブ少女・矢工部キノ…作画の手間が2倍弱だな。

台詞の少ない七々子でどんな風にラブコメの描写をするのか…思いきや、
最初からほぼカップル成立状態なので、考える余地はなかった。
ライバルキャラが登場しても土俵にすら上がれない…。
クラスメイトからも早々に認定されているので、悲劇的結末しかない。
琴姉はこの先にガッツリ掘り下げられるわけだけれども、だけれども!
最後に一句。「かわいいよ 毒島はなび かわいいよ」



川柳少女(1) (週刊少年マガジンコミックス)
川柳少女(1) (週刊少年マガジンコミックス)

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