FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


カテゴリ: 10巻以下で完結

ユルくてちょっとマニアックな放課後ボウリングコメディ、全1巻。
「きゅぽ」とはボールが親指から抜けるときの擬音らしい。

久米川かの、高1。競技歴浅い、ビュンっと走ってギャンと曲がる、結構でかい。
笹塚秋、高1。メガネ、男性恐怖症気味、たぶん腐女子、力強い速球、スレンダー。
新座詩織、高1。ボウリング場の娘、サウスポー、コントロール、とってもでっかい。
自分はボウリングとあまり縁がないけど、早朝2時間1300円みたいのはやったことがある。
あとはタモリ倶楽部の両手投げ特集(ものすごい回転をかける投げ方)で触発されて、
両手投げで前半が全部スペア以上、後半グダグダで150以上が出たことはある。

ハイタッチ。確かにボウリングといえばストライク後のハイタッチが思い浮かぶ…。
野球のマウンドとかゴルフのグリーンみたいにオイルパターンも特徴があるのかな?
オイル抜き。そういえばマシンを見たことあるような、ないような。
湯船に一緒に入るのは良くなさそうだが。ボテ腹かのちゃん、いいっすね。
早朝ボウリング。ボウリングは隣との距離が近いのがちょっと。
悪魔祓い。イベント発案の苦心…とはいえ、4話にして変化球すぎないか?
ライバル(柔道)。かのの強靭な下半身のルーツが明らかに!
この全身の粘りがクランカーの条件なんだなぁ。クランカーって初めて知ったけど。

シューティングAKI。秋の黒歴史(現在進行系?)を流布するしぃちゃんが悪魔。
秋が仕返しをしようとしていた「しぃの過去」とはいったい…。
スーパー銭湯併設。ボウリング場って年季の入ったところが多いかも。結構な課題?
バランストレーニングってやっぱりあるのかー。これはどのスポーツでも必要だろう。
藤谷紅羅々プロ。にくたす、鶴の舞。確かにこういう投げ方するプロっている。
かのの柔道全国レベルのフィジカルがあればどんなフォームでも投げきれそう。
にくたすチャレンジ。やっぱオイルパターンやボール選びの戦略はあるんだなぁ。
秋がツンデレっぽい雰囲気を出す。なかなかの結構いじられキャラ。ええ話やん。

物語はここで区切られ、作者のWebページ等々で「きゅぽかのちゃん!!」が継続中。
漫画家でボウラーって腕大丈夫?と思っていたら、投げるときはレフティらしく納得。


ギャル×鉄道の新感覚コメディの第1巻。鉄道シリーズが他に2作品あるそうだが未読。

大きなボディに小さなハート・営業マンの田川日田彦。新宿駅でギャルに絡まれる。
ド派手なルックス、低身長JカップJKブラコン鉄オタの後藤寺美緒。盛りだくさん。
ミオにどこか恐怖を感じることがあったり、絵のバランスに時々違和感があっても、
このくらいエッヂが効いている方が楽しい。「僥倖だよぅ」がクセになってしまう。
正直、お兄ちゃんはこの世にいないんじゃないかくらい思った。

ミオが強烈過ぎるけど、ネタはガッチガチの鉄道関連のネタ。鉄道のこと知らんけど。
ぱらのまあたりでもネタにされていたか?別の作品だったか?となっている。
弁当、都市開発、廃線などにも触れる。東京都浦安市になんか笑った。
ミオはギャルメイクでなく素顔という衝撃。ここらへんが物語の根幹でもあるのか。


ドタバタJKボートレーサー養成コメディの第1巻。

白浜美波。海賊の末裔としてボートレーサーになる宿命を背負う。いや、なぜ…?
青鳥みちる。距離感がバグってる筋肉フェチ。このビジュアルでこのキャラ付けは珍しい。
緑たま&黒子徹子。口の悪いユーツーバーと撮影係の幽霊。意外と体を張ってる。
黄金ほしの。フィジカルエリートのアホ。いかにも吉沢ギャグっぽいキャラクターのような。
赤門ハイル。ブツブツ言ってる長身秀才メガネ。なんだかんだで真人間か。
ビックリマーク多すぎだろ…と思ったけど6個だから6艇を示しているのか。

競艇や養成所のルールやあるあるを中心にドタバタワイワイ。
競艇は知り合いに連れて行かれた程度でよく知らない世界なので、普通にへぇ〜となる。
競艇モノとするにも、美少女モノとするにも、さすがに癖が強いか。
白浜がいちいち巨乳いじりされるのがなんか笑える。

4コマ・ボートレース訓練生美波も収録。パラレルワールドらしいけど実質その後の話。
こちらも普通にへぇ〜となる。こうやってコミカルに描かれる方が個人的には好き。


今は亡きエースとの約束を果たす高校野球漫画の第1巻。

母校の臨時教師として赴任した綿谷しほの。10年前の甲子園初出場時のマネージャ。
押し付けられたような形で野球部顧問になるも、今の野球部は人数も足らず、
やる気もなく、同僚の監督もまったくの初心者、どうしようない状況で…。
大田原康平、J大三高での挫折と家庭の事情の合せ技で転校してきた本格派ピッチャー。
適当な名前に変えればいいのにJ大三高にすると完全に日大ですやん、なぜ。

十八鳴高校を甲子園に導いたエース・康平の魂がしほのに語りかけるのがおもしろい。
もう一度甲子園に来るという約束を果たすために熱血指導を始めるしほの部長。
不良のジョーを野球部に復帰させるためにさっさと胸を揉ませる気概。強すぎる。
そらジョーも心底惚れるわ。羨ましがる一同と怒鳴る英子マネに笑った。
手芸部のオカマ助っ人・五十嵐十兵衛を迎え、新生野球部は強豪・青陵との練習試合へ…。
先頭打者本塁打のジョーを胸で抱くしほの、沸き立つ部員、私もやるよと英子、
そしてオチに使われるベエちゃん、ここのテンポの良さに笑った。
すでに最終巻まで読んでいて、後半とんでもなく駆け足になるけど読後感は良し。


ギャグマンガ日和でお馴染み、増田こうすけの自伝エッセイコミック。
自分は施川ユウキの自伝エッセイコミックが大好きなので、
根拠はないが当作もおもしろいであろうことは読む前から分かっている。

冒頭から早速、ギャグマンガ日和の1つのネタにしか見えない…。
マンガのハウツー本がとんでもないとか、変な車を誘導することになる警備員とか。
もちらんそんなことはなく、淡々と増田青年のバイト生活と創作の日々が描かれる。
スクリーントーンの話がおもしろい。他の漫画家にも初トーンについて語ってほしい。
赤塚賞…漫画賞関連はまったく押さえてないけど、土塚理弘と桜井のりおは思いつく。
漫画の持ち込みだけは異様にうまくいく増田青年。天性のギャグ漫画家なんだぁ。
同じ授賞式の話を2回描くのは珍しいのでは。少し余裕のある感じがなんか良い。

名古屋での一人暮らしの部屋を、近所のブックオフ以外はいいところなしと評するに笑う。
歴史物をよく描く理由は気になっていたが…なるほど、こういう感じだったのか〜。
ペリーの話は誇張してないでマジなのだろうか。マジで描くとき白船と決めたのか?
月刊ジャンプの読者が1000人くらい?は大笑いした。確かに読んだことないけど。
「挫折するのだった」が思っていた挫折とだいぶ違う。淡々と順調に連載が始まる。
歴史物とかオムニバスを推した編集部の判断は大正解だったと思う。
最後の最後にしれっと美術系の大学を目指していたことを描いている。
座椅子で液タブをふとももに載せて描いている漫画家って他にいるのか…? 
本編も特別編もめっちゃ良い感じにまとまっていて謎の感動。


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