FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


カテゴリ: 10巻以下で完結(★付&読了作品)

難病に臥す親友を救え!ナチュラルキラー細胞を活性化させるために、
真面目な少女が未知なる「笑い」に大真面目に挑戦する漫画の第1巻。

富士矢舞の母親から娘を笑わせて欲しいとお願いされる西宝夏紀。
お笑いでなく、日常会話でも良かったのでは…と思ったがやはりお笑いが効果的か。
カテゴリ分けした笑いにひとつひとつ取り組むのは、勉学が得意な彼女らしいし
展開としても非常にわかりやすい。リアクション芸が最強か。

果敢に挑戦する西宝だが、不安が富士矢に伝わっていそう。人前で話すのは難しい。
苦戦する西宝の前に長期入院中の少女・榎本りんがお笑いの師匠として登場。
同級生の力も借りて、ネタとしても漫画としてもおもしろくなってくる。
しかし富士矢の体調は思わしくなく…。甲斐が強い。不謹慎ネタでエールを送る。
富士矢の日常が軸なので、自ずと緊張と弛緩が繰り返される稀有な作品。


2022年にもなって20年前に週刊少年チャンピオンの読者ページで連載していた
デ・ジ・キャラットの漫画の感想を書く奴なんておらへんやろ〜。
いやいや「令和のデ・ジ・キャラット」で復活するそうなので、むしろ最先端。

週チャン×でじこらしい外道シュールな漫画を展開している。
前半はシュールなキャラクター漫画でノリがわからないとしんどいかと思ったが、
作者サイドが要領を得たのか、読者がアジャストしたのか、段々おもしろくなってきた。
本誌で読んでないのでわからないが、ページ下半分とかで掲載もあったようで
1ページに2本掲載で密度が詰まっている。1ページ4コマの形式より遥かに良い。
なんだかんだ仲良しなでじことうさだが素敵。ぴよこはよく出るけどPKOの方が見せ場多い。
他誌のパロディばかりなのはご愛嬌。海原雄山がコスプレでなく完全に本人…。
「少年マンガらしい決め技」のリクは順番的にマガジンのパロディだと思うが、何?
デ・ジ・キャラットに特に思い入れはないが、でじこ・ぷちこ・うさだのデザインは
いま見ても秀逸…というか、今だからこそより一層そう感じるのかもしれない。


貧乳陰キャと巨乳陽キャがキスをすると入れ替わる4コマ漫画の第1巻。

秀才ぼっちおっぱい星人の一之瀬春子、テンプレ純情乙女ギャルの二階堂夏子。
入れ替わると目の塗り方が変わるので読者にはわかりやすいけど、
バンバン入れ替わるからとてもややこしい。どっちなのか混乱する。
しかし軽いノリで入れ替わりまくるのがダイナミックでとてもおもしろい。
追試を回避するためにキス、着こなしを確認するためにキス。バーゲンセール。

適当そうで気が利く夏子、真面目そうでおちゃらけな春子のコンビは見ていて楽しい。
ちょいちょい夏子が春子にひどいことを言うのがツボ。友達第一号だからセーフ!
夏子が春子をいじめていると勘違いされるくだりはこの漫画ならではでお見事。
もう一つのペア、三島秋穂と四方冬美。目でわかるのは読者だけではない…だと?
こちらもちょっと事情は違うようだがキスしまくり。この2人はガチですねぇ。



性春漫画家マンガ(公式ママ)の第1巻。

陽キャJKの田中は自分を隠している。少女漫画家を目指して夜な夜な創作。
田中の語り、寺尾の語りはもっともでもあるし、別に深く考えなくても、とも思う。
まぁ、作品に深みを出したり、読者の共感を得るにはうってつけではある。
教室で漫画を描く得体のしれない陰キャJKの寺尾に原稿を奪われ、絶望する田中に笑う。
そして話は急展開。寺尾が連載するエロ漫画の手伝いをすることになった田中。
ギャルっぽいようでウブな田中ちゃん。プロの寺尾に漫画の教えを請うなど良い感じ。

エロ漫画の魅力、奥深さを語るたぶん敏腕美人編集・西村。
成人向けは、服飾でごまかしにくいので高い画力とか、その人ならではの独特の味、
またはストーリーも含めた総合力がないと評価されない世界のようなので、
修行のために描いている作家もいるとどこかで聞いたことがある。
そんな世界で期待の若手のおでらさとしこと寺尾。
テンションの高い先輩漫画家・藤崎…子供の頃から見た目が一緒…。
またまたエロ漫画の魅力、楽しさを雄弁に語る。作者・関係者の叫びか?
寺尾との出会いで少女漫画家、エロ漫画家、どちらにも興味を持つ田中。

田中と寺尾、徐々に距離が近づて友情が芽生えるのか…と思いきや、
見開きのキスシーンを見るに、これは百合百合しい関係性。田中がイイやつすぎる。
熱い友情漫画でもいけると思うが…同作者の他作品でも似たような感想を書いたぞ。
ただ大上さんのときより、コチラはどちらでもおもしろくなりそうな気はしている。
あとがきを読むに百合のオファーらしい。JK百合×エロ漫画マンガとはエッジがきいている。
「性春漫画家マンガ」というアオリに不安を感じるも、絵柄は見やすいし、
田中の明るさと真面目さでとても読みやすい。題材は万人受けはしなさそうだが。
カバー裏のおまけ4コマ、西村はBLが一番好きそう。



みつどもえとイカ娘が新時代を築いていた頃の週刊少年チャンピオン読者には
あの「たまたまポンチー」でお馴染みの山本康人による競泳漫画の第1巻。
初っ端の全裸で空を飛ぶイメージ、別作品の読者はよくご存知だろうが、
とんでもない展開になることもあるので…さぁ、この漫画はどうなるのでしょう?

主人公・青山飛男、「水の中で高2の夏を制覇」を目指す熱血高校生。
とにかくキツくて能力のピークも早い競泳。(近年は多少伸びたようだが)
フォームや肉体改造で急成長することもあるだろうけど、
道具を使った競技や団体競技よりも、さらに10代の実績が物を言うイメージは強い。
「地球暴泳軍」に笑った。水泳バカ、水オタクという言葉が似合う。
弟は弟なりに本当に応援しているし、ある程度は尊敬してそう。
ヒロイン・内田千夏。この作者だと、千夏が酷い目に遭うのかと不安になる…。
それとも母親サッちゃんが?まぁ、ネタバレするとこの心配は御無用。

ビート板で泳ぐ男・赤土。タイトルのSEKIDOは赤土のことか。
夜のプールで千夏が目撃をした限り、圧倒的実力者。
第二の主人公ではあるが、あくまでもメインは飛男と思われる。
筋骨隆々、無口無表情。本当に一切話さない異様なキャラクター。
飛男以上に完成された肉体を持つ赤土。なかなかおもしろいトリッキーな構成。

水泳の情熱が一切ない、元日本記録保持者の新コーチ宇田川はとにかく粗暴
千夏の今後を賭けた黒光学園との伝統の対抗戦。柿沼のいかにもなキャラが良い。
決勝は飛男、そのタイムを上回る柿沼の一騎打ち、かと思いきや…。
今のところ、千夏がめっちゃ良い味を出している。
水泳バカの飛男、得体の知れない赤土には出せないとは違う存在感、間のとり方。
競泳の描写がすごい。さすがは山本康人。絵もクセが薄めで読みやすい。
下品な場面もあったが、これ、当時の週チャンで連載してたら大人気になったのでは。
ああ、どうして…。たぶんウタダでもそこそこいけた。むしろ絶賛する層がいただろう。


SEKIDO 愛蔵版 2巻 山本康人


↑このページのトップヘ