FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


カテゴリ:10巻以下で完結 > 6〜10巻で完結

心揺れる、胸揺れる、女子高生×ボウリングコメディの第1巻。
全巻読むと、この題名はどうなんだ…途中から全然ガター関係ないような。用語?

畦道十華、人前以外ではストライクを連発する地味っ娘メガネ爆乳。
仲栗小弓、ボウリングが上手い小さめのギャル。親友の畦道を愛している。
花又、健康的でスタイル抜群な保健体育教師。その実態は百合オタク。
このキャラクターのおかげで、当作が単なるお色気ではないという方向性が伺える。
畦道叶、プロボウラー兼支配人。アラフォーにしてなお女王に君臨。真のヒロイン。
描いているうちに作者が楽しくなって見せ場が増えていったパターンだろうか…?

サービスカットが多いけど、しっかりボウリングしている印象。
閑古鳥が鳴くボウリング場経営、畦道の克服などにも向き合ったり、
仲栗を脅かす畦道の初恋相手であるコーチの凱旋(予告)とか、盛りだくさん。
いやしかし何と言っても畦道母娘のインパクト。この絵柄とキャラが強すぎる。
あとがきにもあるけどやはり作者は成人畑っぽい?作画のレヴェルが違う。
ボウリング場でバイトして本作に活かすというのが凄い。やっぱ経験って大事。


ギャルと先生の美味しいラブコメ第1巻。グルメ漫画のようでそうではない。

これは、学校イチのギャルであり赤点まみれの岡崎みくが、
家庭科教師・矢部真司と協力して先生方に手作りお菓子の賄賂を渡し、
卒業を勝ち取るまでの物語である。導入は実際そんな雰囲気。
やべっち、みくのはじめて奪っちゃった…みつどもえと一緒だな。杉崎になるけど。
実直なみくに心動かされるやべっち。諦めないやべっちに懐くみく。

フレンズの大石と円谷の誘惑に気が気でないみくがかわいい。
原宿デートでコスプレショー。みくちゃん、自分の武器よくわかってる。
アンケ次第では5話完結だったので、ポトフ回がきれいな締めで良い。
進行はほのかに少女漫画っぽく、いかにも女性作家な印象。やべっちの描き方も。
読切版は連載版と似ているようで全然違う。個人的には連載版のほうが良い。



ミステリ×広島弁×日常コメディの第1巻。

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合子様」こと白金百合子。
ミステリーのスイッチ入るとハート目になるミステリーバカ。
トリックが思いつけば灼熱の教室で死体役もこなす。いわゆる残念美女。
百合子先輩大好き人間の戸入。いわゆる残念イケメン。

叙述トリックの説明のために産まれた(違う)キャラこと四ツ名ひまわり。
いわゆる負けヒロイン。ミステリーの「顔」という勘違いトークが笑える。
ショートカットだけどよく髪型を変えることで初回の違和感をなくしていく。
戸入が好きすぎて隠せていない。いきなり水族館はズルい。
百合子大好き人間の黄色アイリス。いわゆるイギリスハーフ。

夏休み合宿編。事件の予感ですねぇ!実際は事件が起きないという事件…。
百合子は戸山が(まだ)眼中にないかと思ったが、そうでもないらしい。
ひまわりという日焼けヒロインは、漫画がギャグ寄りでなければ逸材だった。
野薔薇って誰やねん。初回で話題に出た双子の妹なんだろうけど。
あとがき。百合子と戸入は百合よりもこのままの方がネタがおもしろい気がする。


大ヒットゲーム…それでも主題歌の方が有名な…サクラ大戦のコミカライズの第1巻。
wikiによると2002年6月に連載開始、2021年6月に描き下ろしで完結巻が発売。
原作ゲームは先日まで未経験。久しぶりにPSかPS2のゲームをやろうとしていたら、
たまたまVitaでPSP版1・2がプレイできることを知って、1のクリア後に漫画版を購入。

さくらの完成されたデザイン。やきもちジト目はベタだが超かわいい。
海軍士官学校首席・大神一郎の勇姿。スーパーハイパーウルトラエリートですやん。
覗きに定評のある大神なのに、本人のお風呂シーンは笑うでしょ。
そんな大神の配属先は大帝国劇場、仕事は帝国歌劇団のモギリ。左遷。
さくらとアイリス以外のアタリがキツい。すぐに団員と恋人になる大神。
漫画を読んでいて、ゲーム内で託されたファンレタアを渡していないことを思い出す。
ギャング団が誰だかわからない。後作や歌謡ショウの設定も汲んでいる。

さくらとアイリス目当てに舞台を観る大神。すみれと仲良くできる人はいるのだろうか。
本人が認めた人なら云々だろうけど、さすがにそれまでのアタリがきつすぎる。
偶然エンカウントした怪物と対峙する大神。自覚のない霊力が溢れる。
突如登場した正体不明の人型蒸気が怪物を退けて一件落着。
帝都を守るために何もできない大神は、現状に納得がいかず米田支配人に噛み付く。
独力で現状を打開しようと考えるが…ラストで紅蘭、あやめ、カンナが顔見せ。
藤島康介タッチとはまたちょっと違う気もするが、スッキリしていて読みやすい。
巻末に横山智佐氏のコメント、広井王子氏の小話があるのも良い。



あの甲斐谷忍による歴史SFサスペンスギャグ漫画の第1巻。
自分は信長公記を知らず、本作が続編ものかと思ったくらい学がない。

歴史オタク以外は戦国時代のことを知らない2120年。
極悪人と戦国武将のクローンが集まる超絶不良高校。
争いに巻き込まれる唯一の良心・歴史オタクの日下部みやび。
突然始まるルールがちょっと複雑な心理戦ゲームの数々…。
読む前から秀作を確信。まぁ、近い将来、確実にドラマ化する。

ナオ…じゃなくて、みやびが可哀想過ぎて泣ける。みやびもすぐ泣く。
がっつり巻き込まれつつも歴史オタクな傍観者ポジションもこなす。
クローンたちの性格を把握しているのが作品をかなり面白くしている。
本来はクローンに守られる姫ポジションのはずなのになぁ。

ギャグ要素もちらほら。まぁ、戦国武将が高校生の時点でギャグ。
「お前らを遅刻させる事だ」のセリフもなんかしょぼくて大笑いした。
突然始まったクラス委員長選出ゲーム。完全にライアーゲームのノリ。
謎のお色気ギャグ要素も良い。理事長と秘書の絡みが意味不明すぎて好き。

歴史上の偉人が現代に転生したり、居着いたりする漫画は無限にあるけど、
速攻でネタが尽きたり、その人物である必要性がない漫画だらけ。
しかし本作は不良、武将、みやび、すべてが揃わないと成り立たない。
最後のレストランと同様に、学校の図書館に置くべき歴史漫画。




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