FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


カテゴリ:10巻以下で完結 > 1〜5巻で完結

女子大生2人組の「お泊まりの映画鑑賞会」を見せつけられる漫画の第1巻。

佐藤小春、麻由美が大好き。麻由美に捨てられることをひどく恐れている。
黒澤麻由美、大学ではサークルで楽しくやっている。元・孤高の巨乳。小春が大好き。
毎週金曜日に麻由美宅で行われる。ふたりだけのお泊まり映画鑑賞会。
幕間に書かれるそれぞれの映画レビューとツッコミ?がおもしろい。

マッドマックス。映画漫画や映画パロディのマッドマックス率の高さは異常。
観よう観よう思って結局観たことない…。影響されまくりな麻由美に笑う。
インサイド・ヘッド。アニメ映画、特にディズニー系になるとまったく観たことがない。
大人になってから観るとより感動するするというのはあるだろう。ポケ戦とか。
呪怨。観ず嫌いはホント良くないとは思うけど、ホラーに一切興味がわかない。
麻由美の家、だいぶ広いな。ベッドが縦に長すぎだろ!ホラーだな。
プリティ・ウーマン。こういう昔の名作がPrimeに無いと腹が立つ。
「リチャード・ギアはいなくても私には麻由美がいる」…これもうプロポーズだろ。
グランド・イリュージョン。こういう系の映画、観よう観よう思ってすぐに忘れる。
さすがにこれほど漫画を読んでいると、驚きはするけど想定内な展開にはなってくる。

ムトゥ 踊るマハラジャ。映画の内容に触れているようで触れてねぇ!
映画でカモフラージュしているけど、実は百合漫画なのである。題名で分かってる。
トレマーズ。観ず嫌いはホント良くないとは思うけど、SFパニック映画(以下略
普段は変人を自認?する小春に笑う。いや、泣けてきた。
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い。本作とか木根さんとか読んでいると
観た気になってしまうな。でも観てないからオチの伏せ字がまったく想像できない。
ドーン・オブ・ザ・デッド。観ず嫌いはホント良くないとは思うけど、ゾンビ(以下略
映画ネタよりも、ポツンとする小春や麻由美のレビューが本編。
幸せのレシピ。これも観たこと無いけど、こういうのでいいんだよ感はある。
小春、完全にめんどくさい人じゃん…。映画とか漫画の料理はホント食べたくなる。


少女プロ野球監督コメディ漫画、全1巻。
題名と主人公でイロモノ…と見せかけて野球コメディの快作。

スーザン・ハモンド、11歳。名監督である祖父に幼い頃…今も幼い…から鍛えられ、
プロ野球史上初の少女監督として寺野レックスを20年ぶりの優勝に導いている。
英語がさっぱり分からないボクっ娘アメリカン。日本生まれ、国籍も日本。
試合が22時を越える場合、ベンチにいたり取材を受けてもいいのだろうか。
と思っていたら、13歳以下は21時までなので観客席で見守るというネタ。泣ける。
就任当時の9歳で日本一になっているので、その時に正力松太郎賞もらってないのか?
小尾たまこ、11歳。千葉ヴェロシラプターズ監督。スーザン采配を読む天敵。
スーちゃん大好きストーカー。読み切り版が知将すぎてヤバい。恥将。
胡桃剣、10歳。東京胡桃ステゴス監督。秀才天然お嬢様。野球知識浅め。
鎖骨の露出がめっちゃセクシー。剣たんがにぎにぎしたおむすび食べたいよぉ。
石頭堅、65歳。杷木ケフェルス監督。球界のヘイト一身に背負う叩かれ役。

美少女に野球の話をさせるマンガだと日常ネタ、せいぜいモノマネとか球場メシ、
凡庸なネタに行きがちな印象だけど、本作は内容がかなり盛りだくさんで凄まじい。
ルール、助っ人、コーチ、審判、応援団…かと思えば制服スーちゃんが超かわいい。
グラウンドに出る雨がっぱ長靴スーちゃんが特にヤバい。「分かってる感」がすごい。
女の子だけを描くのではなく、おじさん・じいさんのバリエーションの方が豊富。
出オチになりかねないこの手の漫画で、ロリもおじさんもこんなに描ける人は稀有では?
スーちゃんが想像する「良からぬ交際」がレヴェルの高すぎるBLで笑う。

コマ外に野球豆知識があるけど、常識的な知識を中心にマニアックな知識もある。
タイガースの岡田”現”監督の「アレ」が2023年再びネタになるとは。
FAXのネタにしているのに、豆知識で一切触れないのは笑ってしまった。
読み切り版のオチ、唐突なパワプロ名物・弾道ネタが最低で笑った。恵体万歳。
12話の後日談、最後に気がついたけど全コマにいたとは。たまこ怖すぎる…。


実在の文房具をテーマに扱う文具愛(ラブ)コメディの第1巻。
仕事が忙しい人、後輩部下とうまくいってない人が読むとイライラがヤバそう。

文野さん、新入社員。会話は3単語で構成されるシャットアウト女子。胸が超でかい。
牧田主任、35歳。文野とふたり席で部下とのコミュニケーションに苦心。メガネ。
既に最終4巻まで読んでいて、1話完結の文具紹介漫画の流れでありながら、
徐々に物語が動いて終盤の急展開からイイ感じに描ききっており、
ベタといえばベタだけど読後感は良い。あとがきの文野さんが超かわいい。
自分は子どもの頃はネタにならない程度に貧しかったので、文房具とはあまり縁がない。
取り上げた文房具は幕間に実物の写真と所感が作者メモとしてあって楽しい。
扉絵とかで文野さんが題材に沿ったコスプレとかしているのも面白い。

ロケット鉛筆…どう考えても使いにくい…が、かっこよさは何となく分かる。
文野が文具で遊び倒し、牧田が子供時代を想起するというフォーマットは初回から安定。
まとまるくん…彫刻刀か何かで机に穴が空いており、そこに消しゴムのカスを詰める。
というのをクラスメイトがやっていたけど、これはあるあるネタになるのだろうか。
多機能筆箱…友達の筆箱をめちゃくちゃいじくり回した記憶がある。
牧田の幼き羨望の日々が実を結んだ瞬間は泣いてしまうね。作中で初コミュニケーション。

スーパーカー消しゴムとBOXYボールペン…昼休みとはいえ無許可で会議室を使う文野。
怒られても仕方ない。しかし寺島課長のハートはガッチリつかむ。文具は剣よりも強し。
ぺんてるくれよん…人生の僅かな時期しか使ってないのに皆さんにおなじみだな。
かみつきばあちゃん消しゴム…「男性の好みもレトロ(?)志向」で笑う。
作者メモにあるけど、この文具は見覚えがない。こうやって知るのも面白い。
ジャポニカ学習帳…クイズバトルで牧田にボッコボコで不貞腐れる文野。ざま〜。
自尊心が復活した文野がうざすぎて笑う。ジャポニカじゃんけん懐かしい。

デザイン定規…謎お色気妄想。定規は左利きにとって天敵なんですよ。
ミルキーペンとマーブルペンとプチコロン…ペンひとつで文野の女子力もアガる。
文具を触っているときは表情豊かな文野だけど、さらに新たな魅力が開拓される。
チェックセット…どこに線を引けばいいのかわからないからこういうのは使わない。
ミニ四駆レースえんぴつ…レッツアンドゴーの固有名詞だらけ…読みたくなってきた!
社員旅行の宴会場でこっそり遊ぶ文野。さすがに牧田の興味を惹くためであって欲しい。


部員減少のため物理・化学・生物・地学の部活動を統合した大科学部を舞台に
興味や専門がバラバラな女子高生たちの疑問と探究に満ちた漫画の第1巻。
月刊アクション連載作品の単行本に加筆修正をした新装版。

老神真昼、3年。物理。巨乳白衣部長。4部統合の立役者。
月夜野鈴香、2年。生物。小柄寡黙黒髪ロング。人より鳥や花に心を開いてそう。
笹屋夏樹、2年。地学。騒がしい。科学ネタが一番多い。なぜなら作者の専攻が鉱物。
根古守、1年。化学。騒がしい。将来的に大科学部を化学部にしようと目論む野心家。
伊勢美咲、1年。内気メガネ主人公。タレ目具合が昔のきらら4コマ感。
地学の授業を受けた記憶がない。受験科目も物理化学生物のイメージが強い。

「青酸カリはありますか?」…まもちゃんようなちんちくりんやんちゃキャラは、
アホだけど稀に鋭くなる素直な良い子というが近年の定番なのに…なかなか畜生。
「ちょっと本を並べてるだけ」…すずちゃん、後輩の反応が鈍くてかわいそう。
部長の、パズルのピースがハマっていく感覚、それにもっと早く気が付きたかった。
「気になったら実験して確かめないとね」…大科学部流の黒板消し落とし。
計算と実験を駆使していたずらを決めろ。心理学も必要だな。おもしろい。
「なんでも私に聞いてね」…すずちゃん、頼れる先輩を目指すが。オチまで何か悲しい。
幕間の「パラジクロロベンゼン」の発音がまったくピンとこなくてなんか悔しい。
「尿素でもいいらしいんだ」…笹屋に野外排尿を目撃されるまもちゃん。超かわいい。
まぁ、排尿の方で良かったねということで。気を遣う2年コンビに笑った。
「今日は飛行機大会?」…紙飛行機の世界は奥深い。円筒型の紙飛行機すげー。
部長が優秀すぎるので、申し訳ないけど水上先生が楽な部活顧問であることは事実。
「星の話がやりたいです」…なんと肌色の少ないお着替えシーン。まもちゃん真人間。
サキは天文学?宇宙=科学のロマン、という進め方はなるほどと思った。

おまけ、フライドチキンから骨格標本を作る。絶対に小さい骨を食べちゃうな…。
ゆるい部活モノの要素が強めで、コラムがないと科学感がちょっと薄いかも。
学問としての科学は勉強不足でさっぱりだけど、例によってマンガだと楽しく読めた。
だから、読んでみなくちゃ分からない、大科学少女を。(ナレーション:細野晴臣)


ユルくてちょっとマニアックな放課後ボウリングコメディ、全1巻。
「きゅぽ」とはボールが親指から抜けるときの擬音らしい。

久米川かの、高1。競技歴浅い、ビュンっと走ってギャンと曲がる、結構でかい。
笹塚秋、高1。メガネ、男性恐怖症気味、たぶん腐女子、力強い速球、スレンダー。
新座詩織、高1。ボウリング場の娘、サウスポー、コントロール、とってもでっかい。
自分はボウリングとあまり縁がないけど、早朝2時間1300円みたいのはやったことがある。
あとはタモリ倶楽部の両手投げ特集(ものすごい回転をかける投げ方)で触発されて、
両手投げで前半が全部スペア以上、後半グダグダで150以上が出たことはある。

ハイタッチ。確かにボウリングといえばストライク後のハイタッチが思い浮かぶ…。
野球のマウンドとかゴルフのグリーンみたいにオイルパターンも特徴があるのかな?
オイル抜き。そういえばマシンを見たことあるような、ないような。
湯船に一緒に入るのは良くなさそうだが。ボテ腹かのちゃん、いいっすね。
早朝ボウリング。ボウリングは隣との距離が近いのがちょっと。
悪魔祓い。イベント発案の苦心…とはいえ、4話にして変化球すぎないか?
ライバル(柔道)。かのの強靭な下半身のルーツが明らかに!
この全身の粘りがクランカーの条件なんだなぁ。クランカーって初めて知ったけど。

シューティングAKI。秋の黒歴史(現在進行系?)を流布するしぃちゃんが悪魔。
秋が仕返しをしようとしていた「しぃの過去」とはいったい…。
スーパー銭湯併設。ボウリング場って年季の入ったところが多いかも。結構な課題?
バランストレーニングってやっぱりあるのかー。これはどのスポーツでも必要だろう。
藤谷紅羅々プロ。にくたす、鶴の舞。確かにこういう投げ方するプロっている。
かのの柔道全国レベルのフィジカルがあればどんなフォームでも投げきれそう。
にくたすチャレンジ。やっぱオイルパターンやボール選びの戦略はあるんだなぁ。
秋がツンデレっぽい雰囲気を出す。なかなかの結構いじられキャラ。ええ話やん。

物語はここで区切られ、作者のWebページ等々で「きゅぽかのちゃん!!」が継続中。
漫画家でボウラーって腕大丈夫?と思っていたら、投げるときはレフティらしく納得。


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