FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


カテゴリ:10巻以下で完結 > 1〜5巻で完結

磨けよ技術!高めよ画力!漫画制作現場で遭遇する修羅場の数々、漫画家漫画の第1巻。
1巻は表紙に巻数表記はないが、全3巻。あと主人公が妹を指導する作品が1冊。

五百住志歩、21歳。受賞以上連載未満の駆け出し漫画家。アシスタント歴3年。
数々の現場を渡り歩き、実力・処世術は定評がある。キャラの作画も任させることも…。
おそらく作者の経験が反映されていると思われる。先生やアシにも何らかのモデルが?
タイトルだけ見てプロアシの話かと思っていたけど、別にそういうわけで無い。
様々な現場でのアシスタントあるあるや漫画のテクニックなどか描かれる。
厳しい言葉や現実の描写もあり、読んで自信をなくした人は漫画家に向いてないだろう。

才能抜群で冷徹・高橋翔子、初心者で女子力バツグン・大抜ヨシコといった
サブキャラの同世代漫画家たちも良いキャラしている。普通に高橋と仲良しだろ。
初現場で緊張している在りし日の五百住がかわいい。大抜との謎の百合展開は笑う。
漫画の連載をすることは社長になること。お金とヒトの管理が必須になる。
ネタを考えたり作画をするだけでも大変そうなのに、読むだけで胃が痛くなる…。
そっちのほうが得意な人もいるんだろうけど。逆も然り。


最強のブラコン姉×天然弟のラブ?コメ!!の第1巻。

東雲京子、最恐スケバン。困っている人に救いの手を差し伸べる京子組の長。
大好きな弟を危険に巻き込まないように、「姉ちゃん」でなく「姐さん」と呼ばせる。
東雲歩、実質ヒロイン。母性本能をくすぐるポンコツ小動物。あゆ君。
いつも守ってくれる姉を自分が守れるように強くなりたいという理由で京子組に参加。

あゆ君愛に溢れる京子のモノローグ、ダダ漏れする表情・セリフがせわしない。
無意味にコスプレさせられたり、服がはだけたり、何かとあざといあゆ君。
京子と一緒に、あゆ君を愛でながら叫ぶのが本作の正しい楽しみ方かもしれない。
なんかセリフが多くてごちゃっとしているような気もするけど、絵も話も読みやすい。

「オニギリ舞踏会」というネーミングの時点で勝ち。何度見ても字面で笑う。
かなり癖のあるキャラだけど、それでも名前負けしているような良い名前。
目黒摩耶、相川咲樹というサブキャラも歩に絡んで話を盛り上げるが…。
物語が進むに連れて京子の人気が下がって、摩耶の人気が上がってそう。


木星じいさんや伝説巨神が登場することでお馴染みの外伝。

Vガンダム外伝。ウッソも活躍しているけど、ジュドーが主人公という印象。
カムイとかモブの少女とかついでにスケイルとかを見ると、長谷川作品を読んでるな!
って感じがする。クロスボーンしか読めてないニワカだけど。
ニュータイプ、地球に縛り付ける重力についての話が本作の真髄か。

イデオン外伝。いきなりシャリア・ブル、シロッコ、アムロ、ジュドーと盛りだくさん。
みんな大好きルー・ルカも出るのか?と思ったら、逃げられていて泣いた。
ミネバが出たのは驚いた。ユニコーンのことはよく知らないので今の自分はこれが正史。
「ハマーンお姉ちゃん」と言われるとOLのハマーンさんを想像する。たぶんあれも正史。
こういう真面目だけどお祭り感のある中編、スパロボ的な内容はおもしろい。


引きこもり漫画家が美ボディーGETのため立ち上がるダイエットエッセイ漫画。
キャリアの割に若すぎないか!?と思ったら2014年頃の作品だった。

担当編集と繰り広げるダイエットバトルが熱い。謎の劇画風やオーバーアクションは笑う。
実写でフラフープの解説もあるが、なかなか難しそう…なのに本編では割りとあっさり回す。
正しい回し方を学んだあとはひたすら体に染み込ませるものだろうし仕方なしか。
インナーマッスルの強化、骨盤の歪み矯正などなども可能な優れものらしい。
ダイエット交換日記が凄まじい。そのエッセイだけでも一冊の本にできそう。
レコーディングダイエットや食事の内容も解説も盛りだくさん。

バストのケアをしながらのダイエットを、過去の経験談を交えておもしろおかしく描く。
柴田作品は本格的に読んだことはないけど、なぜかボインということは知っていた。
ファミ通かなにかで読んだのだろうか。遠い昔にドラクエの4コマを読んだ記憶はある。
男性のフラフープ体験、回し方のバリエーションなど、作品後半もフープネタは尽きない。
女編集者のくびれも載せるのかと思ったのに、結局載ることはなかった。
ベテラン漫画家のエッセイはほぼ100%おもしろい説。いろいろな人に描いて欲しい。
ちなみに本作読了後にフラフープを買った。30回くらいしか回せない。


チャイム&ノックをシャットダウン、オタクライフ居留守コメディの第1巻。

野々宮珠子、喫茶店勤務で隠れ腐女子同人作家、24歳。脱稿ハーブってなんだよ。
隙あらばいかがわしい妄想をする。彼女らは本当にすぐカップリングしちまうんだ。
桜庭翔真、ベタな爽やかイケメン大学生バイト21歳。野々宮を何かと気に掛ける。
基本は苦し紛れの居留守する、誰も聞いてなのに言い訳する、いかがわしい妄想する展開。
居留守は迷惑だったりするような気もするけど、事情によっては仕方なしということで。

2話目の裏をかいた心霊オチ、霊の居留守って変化球過ぎて笑う。
しかし実際は空巣回の方が怖い。ギャグでまとめてるけど。
珠子ママ、若すぎ〜。ご近所に子供の作品を配ろうとするお母さんあるある?
これは作者周辺でも実際にあったのだろう。 TLBLを配るとは…。

即売会に友人腐男子の付き添いでやってくる桜庭。内容に若干ひいていたけど、
実際、世の中の数多あるジャンル・性癖を知った一般人はどう思うのだろう。
まぁ、解釈とかカップリング争いとかの方がひかれるような気がする。
この友人腐男子と野々宮の絡みがなかなか独特でおもしろいが、それは次巻の話。
雨に振られて桜庭宅で雨宿りというラブコメ展開も、女装兄の訪問は予想外すぎる。

BL、ついでにTLというカテゴリは申し訳ないけどたぶん読むことはないが、
本作のようなコメディに絡められると知らない世界を読めておもしろい。
ちなみに全2巻で終盤はしっかり恋愛展開を回収していく。女装兄の問題も…。

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