FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


カテゴリ:漫画感想 > ★★★

殺しの天才・佐藤明(仮名)がボスから1年間の休業を命じられ、
平和な日常を過ごそうとするも…そうは問屋が降ろさない系の漫画。

佐藤が大真面目に普通の生活をしようとするのでギャグ描写も多いけど、
悪いことを何もしていない女性が乱暴されたり、脇役が唐突に死ぬなど、
トラブルが始まると結構えげつない。酷い目に遭うのは悪人だけでいい…。
しかしそれ故に、ぶっちぎりで強い佐藤の活躍は気分爽快。
個人的には今日からヒットマンの1/3ほどエンタメしてくれると嬉しい。

ボスの命令で大阪での休業生活が始まる。ボスとか組織については謎。
敏感な佐藤のために料理をフーフーするプロ兼超記憶の佐藤洋子(仮名)の
子供の頃の火事は、漫画的によくある話だとボスがやっている雰囲気が…。
まぁ、目に見えるところで保護しているパターンも。どっちもある。
比較的常識のある美人と思いきや、実は性格がヤバいのはヨウコ。
佐藤とコンビを組む時点で普通なわけがない。何故かお色気シーンが少なめ。

殴られるふり。痛いふり。平穏な生活というルールのために弱者を演じきる。
殺しのプロとは違った新たな境地を楽しむ佐藤。うーん、斬新なキャラ。
洋子の番号を「他人」で登録しているのは笑う。「カーナビ女」ですらない。
改めて読み返すと、佐藤と洋子のコンビがまだ1年というのに驚き。
事ある毎に息がぴったりなので長年の付き合いと思っていた。


ザ・ファブル 14巻 南勝久


ザ・ファブル(1) (ヤングマガジンコミックス)
ザ・ファブル(1) (ヤングマガジンコミックス)

イギリス女王が3人の賢者に与えた知の守護者の証「C」「M」「B」の
指輪を持つ少年・榊森羅と最強女子高生の一角・七瀬立樹が、
殺人からご近所トラブル、そして国際問題も華麗に解決しながら、
「驚異の部屋(ヴァンダー・カンマー)」をご案内する長期連載推理漫画。

「擬態」
数で勝るとは言え、立樹に痣をつけるなんて。いま思うと只者ではない。
基本的にはQ.E.D.と似た展開だけど、無邪気な知識お化けの森羅による
予測不能な行動が、燈馬にはない爆発力を感じさせる。
人体自然発火現象はWikipediaで読み込む定番ネタのひとつ。(短いけど)
モノローグで「災難」とは言うけど、立樹本人の災難は今後もあまりない。
初期の頃はモノローグで終わらせる決まりがあったのだろうか?

「幽霊博物館」
立樹は1巻でパンツを見せなければいけない使命がある。可奈からの伝統だ。
Q.E.D.は殺人が絡まないことがあるけど、C.M.B.はさらに多い。
普通の少年にしか見えない森羅だけど、事件の真相をあっさりと見破り、
真実を話すために「入館料」を要求するそのスタンスだけ見ると、
ダークヒーローっぽくて異質。掴みどころがなさがより一層際立てる。
2話続けて欲しいものが手に入らない森羅がかわいそうで泣ける。

Q.E.D.が数学、情報科学なら、C.M.Bは生物、世界史のネタが多いか。
基本的には全方位。すごい。若干方向性は違くても似ているので、
Q.E.D.が楽しめるならC.M.B.も押さえたい。コラボ回も面白い。
あとマウ・スガールという最高の畜生美少女が5巻から登場するので注目。


Q.E.D. 証明終了 1巻 加藤元浩


C.M.B.森羅博物館の事件目録(1) (月刊少年マガジンコミックス)
C.M.B.森羅博物館の事件目録(1) (月刊少年マガジンコミックス)

MITの数学科出身・燈馬想と最強女子高生の一角・水原可奈が、
殺人からご近所トラブル、そして国際問題も華麗に解決しながら
日本での高校生活をエンジョイする長期連載推理漫画。

「ミネルヴァの梟」
小足見てから昇竜余裕でしたの燈馬。実戦の中段に対応する可奈。
ジグソーパズルを組み立てるように淡々と事件を解決する燈馬、
足と度胸で情報を集める可奈。参謀と体力バカの黄金コンビである。
「これを知っているのは犯人だけ」「この行動をするのは犯人だけ」が
決まり文句になることが多い。凶悪犯罪者が常識的な行動、迂闊な発言を
本当にするものなのかは若干気になるけど…創作だからコレで良い。
可奈にマイナス5千点をつけられる燈馬が新鮮。今はプラス2兆点くらいか。

「銀の瞳」
可奈のパンツに反応する燈馬。なんだ、人間味があるじゃないですか。
真相を鈴子に伝えなかったように、無感情に真理を追求するだけではなく
人の感情とか先々のことも考えているらしい。ある意味、キャラとしては弱い。
窓から屋根へ楽々と登る可奈に燈馬も感心。常識や法則が通用しない存在だ。
「殺生石」と「ライデン瓶」が同じページに描いてある奇妙さ。
ここに作品の魅力がある。読むと頭が良くなった気がする。気がするだけ。

読み返すと、今の見やすい薄味の絵柄と少し違う。ベタが強い。時代かなぁ。
そして集中線連発。中期の絵柄とかも含め、土塚理弘と通づるものがある。


C.M.B. 森羅博物館の事件目録 1巻 加藤元浩


Q.E.D.―証明終了―(1) (月刊少年マガジンコミックス)
Q.E.D.―証明終了―(1) (月刊少年マガジンコミックス)

↑このページのトップヘ