FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


カテゴリ: みつどもえ感想

みつどもえの14巻が発売されました。

mitu14-1

約9ヶ月ぶりの単行本。
特典はとらのあな、アニメイト、ゲーマーズ、COMIC ZIN。
あとは12日発売の別チャン6月号にローティーン向けファッション誌風の
着せ替えカバー。都合により手帳等をスルーしているので迷う。

mitu14-2

特典
・とらのあな(限定版)
【4コマ】ボールペンに収納された4コマ。+200円。高いよ。
おがちんの「もう!」「バカァ!」だけで、買った甲斐がある。安い。ごめん、嘘。
ガチレンジャーの名前でひとはを呼び出せば、ひとはも出てきそう。
でも草次郎の名前でふたばさんを呼ぶのが無難かな。なにが無難なの?死ぬの?
適当に「おいしいとんかつがココにあるよ」とか言えば雌豚も来そう。
【クリアファイル】雨合羽女児ハロー警報。三女さんに声掛けする事案が発生。
ちなみに裏面は表面のイラストが大きく印刷されている。
……あ、大きいと言っても胸の話ではありませんよ(一応補足

・アニメイト
【4コマ】†渚の小悪魔ラヴリィ〜しぃちゃん†(9ヶ月ぶり2回目)
ギャップ萌えと見せかけて……ただただ怖い。
加藤はしっかり縫えそう。

・ゲーマーズ
【4コマ】サドガールから吉岡に対する、いともたやすく行われるえげつない行為。
イラストの吉岡の膨らみが尋常じゃないことになってる。
間違いなく自分の武器を理解して強調する下着をつけてますね。いんらん。

・COMIC ZIN
【イラストカード】寝巻のみつばとふたばさん。
訓練された読者には、ふたばさんの涎でびしょびしょな枕が見えてるし、
夜なべして雑巾を縫う三女さんも見えてるので、見えない人は精進しましょう。

オビ
・衝撃の佐藤が好きでしょうがない隊
驚愕のカラー16P収録。みつどもえのカラーページはカラー収録されたり、
他のものに使いまわされることがかなり多い気がする。
と思ったけど、269卵性ってもしかしてセンターカラーだった?
あと別チャン付録の着せ替えカバー告知。

表紙
三つ子のピクニック。
ふたば>花輪がこんなに似合うなんてYFM(やっぱりふたばさんは女神)。
ひとは>あの人への想いを、綿毛に乗せて……これは濃厚な矢部ひとですね。
みつば>花より団子。鼻輪でもつけてろ雌豚。鼻輪は吉岡専用?

背表紙
・栗山愛子
そういえばこの漫画の元祖眼鏡、元祖巨乳。なお出番

裏表紙
・佐藤絵理 (おがちん、伊藤詩織、加藤)
「佐藤好きでしょうがない隊らには」って言い回しに違和感。
パンツ佐藤をストーカーする少女たちからストーカーと勘違いされている
佐藤姉→が少女たちの行動を訝しがるばかりに、いつの間にか少女たちの
ストーカーになる展開は薄い本でもうあるかな?弟が気になって
しょうがない隊な薄い本は間違いなく何冊もあるだろう。えりたそ〜。

みつどもえ川柳
・松岡さん (ひとは)
お経を体中に書いて、お経の一文字である「正」の字が太ももやおしりに
書かれている姿を想像するだけでご飯3杯はいk住職が!心の中の住職が!!

中表紙
・矢部っち (ひとは、ふたば、みつば)
いつもはカラーだけど、カラーページの都合で白黒?
自由奔放な三つ子にイケメン困り顔な矢部っち。
そっと寄り添う三女さんが貫禄ありますわ。円熟の夫婦。
恒例の背景文字はねこみりんさんの楽曲とBGAを彷彿とさせる……
という伝わりにくいネタを言ってしまうのが私の悪い癖。

目次
・矢部っち (ひとは、ふたば、みつば)
ここでも自由奔放な三つ子に困り果てる矢部っち。
まーたひとはが誰も聞いていないのに「チクビノタメニー」「ガチレンノDVDガー」とか
言い訳しながら遊びに来ちゃったか。困ったやつめ。うふふ。

CONTENTS
メモ書き程度の感想。251卵性から269卵性まで19回分。

・251卵性「私が主人公にならなかった頃の話をする」
本誌カラー恒例の流血。ふたばさんの流血でいけますね。余裕でいけますね。
ひとはの瞳はいつも矢部っちを見ているんだなぁ、と感じられ。
・252卵性「仮契約の白雪姫」
伊藤詩織は環境で悪人になっただと?ちがうね!生まれついての悪だッ!
台本通りということは、みつxしんのキスで目が醒めたんですね。南無。
・253卵性「TS創作秘話」
タイトルで性転換回かと思った。悦びながら怒るみつばがいい感じに小者。
ふたばさんに「おさんぽだいすき」って書いて欲sこ、心の中の住職が……。
・254卵性「やはりあたしの青春ラブコメは間違っている」
ストロベリーパニックですわ〜。プリプリマンっぽい杉崎に吹く。
宮チクビが小賢しい。引き千切るからそのままつけていて欲しい。
・255卵性「Free!×3」
前は、なぜかパンツ脱げてスカートの中が云々だったけど、今は丸出し上等。
恥じて走るふたばさんに爆ぜる。白濁ビキニを手に挙動不審な佐藤が哀れ。
・256卵性「渚で一番おかしいGIRL」
杉崎組だけでなく、読者も呆然としたと思う。展開的に松岡さんの胸に目が
行ってしまいがちだが、この回のキモは腋……反応しづらいか 今の話は(///)
・257卵性「吉岡さんの家庭の事情」
破廉恥豚はさておき、娘も肩出し&ホットパンツなのですが。
汁を出すナマコちゃんが割りと本気で気持ち悪い。
・258卵性「賭博輪投録買い時」
焼き芋のおっちゃんの死と再生の物語、再び。浴衣涙目ふたばさんが歴史的美女。
ガチレンのことになると見境のない三女さん。しれっと見せつけるイケメン佐藤。
・259卵性「みくちゃんのG(ゴースト)スポット」
さすが吉岡、絵本作家の娘は伊達じゃない!やまだじろうは死んだ。
最近の傾向で初めから全開な半面、1Pに内容が収まらず溢れている気がする。
・260卵性「ペアレンツの肖像」
1コマ目の麻里奈さんの薄さに、おもらしみくちゃんの底を見た。加藤ママの
ビジュアルが意外と普通じゃない。あかりちゃんのウェストはくびれてないぞ。
・261卵性「死にぞこないの白」
おで娘の指のポーズは何かの流行り?パンツふたばさんの手も謎だが。
痴女コンビはカーストから外れているんだよなぁ。松岡さんと同様に隔離。
・262卵性「そわそわ帝国」
サイレント矢部ひと回。そして尿意を催すふたばさん。最強。何が?
ぐぬぬとムチムチ三十路のコンボは100点をあげてもいい。何が?
・263卵性「サンタが涅槃からやってくる」
ブラックサンダーは予想していたのに、パッケージに力が入っていて大笑い。
ふたばさんに「おさんぽ(以下略) もうシャバには戻ってこれないよ!
・264卵性「ゲッチュー魔ごころ便」
で、でたー、頼まれてもいないのに勝手に責任感と自尊心に溢れる宮田〜。
22323522さんって髪長いんだなぁ。伝説の「ヘーイ ヘーイ」を安売りしやがって。
・265卵性「ムチムチBURST」
みつばの挙動がなんとなくではなく、完全に相撲のそれで笑える。
お呼びでないというオチはまぁ、予想できていたけど少し悲しい。
・266卵性「私とツイスターの1時間」
ふたばさんは旦那の家で新年を迎えるタイプ、と。あ、ひとはも。
「昔の深夜番組」発言をする加藤に笑った。「まろび出す」も。何歳?
・267卵性「少女革命ウザナ」
バレンタイン狩り。ふたしんのラブラブぺろぺろには無力なのだ。ちーん(笑
良かった、小さな女の子が悲しみに暮れるオチじゃなくて本当に良かった……。
・268卵性「偉大なる湯たんぽ」
変態一家認定……今更?冒頭の麻里奈さんの揺れる胸は逆に小さく見える。
本物のみつばには胸があって安心。おがさんや三女さんの湯たんぽなら正しい。
・269卵性「私は友達が少ない」
アドレス帳とかサイン帳って今でもあるのか。三女さんの積極性に涙。
「身近過ぎて気が付かなかった」に号泣。嘘っぽいけど。

描き下ろし
・253卵性:ほのぼの新聞(掲載は261卵生「パンモロ」の後)
宮下悪霊退散護符ちゃん!共食いレポートは食いかけの写真含めて悪くない。
・256卵性:松岡咲子の絵日記
忘れらない初体験。絵が怖い。文章が怖い。そして桜井先生が怖い。
・261卵性「パンモロ」
パンツを被った頭に更にブルマを被る時の擬音は「ふぁそそ」。これ豆知識な。

POSTSCRIPT
・佐藤絵里
竹刀を片手にCOOLに決めるエリーゼに中二病を感じる。
冒頭のカラフルな16Pで多彩なみつどもえをらしさをぶつけてきた本巻。
内容だけでなく、作画の線や塗り方も他にはない魅力を感じる。
具体的にどこがと聞かれると答えられない語彙力、想像力のなさ……。
「温かさ」という言葉は抽象的で使いたくないけど、これが一番しっくり来る。
たいぶ前に複製原画展を見に行った時も、やっぱりすごいなと感じた。

前からショートコント的なスピード感は抜群で気に入っていたけど、
今まで以上にネタを練って、テンポ良く展開しているように感じた。
しかしそれ故に、ネタを仕込みすぎてテンポを崩している時もあった印象。
そんな風に思ったのも、単発ネタ、キャラの掛け合い、あざといかわいさ、
どれでも勝負ができるみつどもえだからこそかもしれない。

みつどもえを楽しめるポイントは他にもまだまだあるし、気づいていない
楽しみ方もいっぱいあるだろう。尿回をまとめる楽しさもある。
しかもそれらが組み合わさって新しい面白さを作り出すから、底が見えない。
逆に派手さだけ、愛らしさだけに着目するのを見るのもアリだと思う。
もったいない気もするけど、それだけでも十分に楽しめる力強さがある。

みつどもえの楽しみ方は人それぞれだよね><
15巻ではまだ見ぬみつどもえの姿も含めて、どういう進化を遂げるのか期待。



みつどもえ 14 (少年チャンピオン・コミックス)
みつどもえ(14)



異常が正常、普通が特別。 ― みつどもえ13巻 桜井のりお

みつどもえの13巻が発売されました。

mitu13_1

約11ヶ月ぶりの単行本。
特典はとらのあな、アニメイト、ゲーマーズ、COMIC ZIN。
あとは12日発売の別チャン9月号をゲーマーズで買うと描き下ろしのペーパー。
他にはない、よね?1年半ぶりに出た12巻の時はとても多かったけど、
今回もそんな感じだったら買いに行けたかどうか、厳しかった。

mitu13_2

特典
・とらのあな(限定版)
【4コマ】ボールペンに収納された4コマ。+200円。高いよ。
この後、何かの拍子にみつばの水着が破けてしまい(デブだから)、
体を隠そうと焦ったみつばが、手に持っていた杉崎の水着の紐を
思っきり紐を引っ張って魑魅魍魎になる展開が容易に予想できる。
【クリアファイル】表は三つ子、裏は杉崎組で、背中合わせになっているという
なかなか良いデザイン。無意識に表が三つ子と書いたけど、実際に表で安心。

・アニメイト
【4コマ】パンダな寝巻でティッシュまみれの風邪引きみっちゃん。
体温計が妊娠検査薬かと思った(いつもお腹が出てるから)。

・ゲーマーズ
【4コマ】杉崎家の茶番。貴重な杉パパの情報→パパに胸はない。
麻里奈さんのオチもアレだが、龍太の性別交換という発想に笑った。
男になればみっちゃんと結婚できるね。やったね杉ちゃん。

・COMIC ZIN
【イラストカード】†渚の小悪魔ラヴリィ〜しぃちゃん†
おがちんはやはり……ぱっと見が三女さん。顔も体つきも。
加藤は普通。強いて言うなら、この漫画のキャラクターにしてはスマート。

オビ
・大興奮のみつば
浦鉄とのコラボカラー収録の紹介。あとナマコちゃんTシャツの宣伝。
やまだじろうさんに印税は入りますか?(小声)

表紙
みつば>みっちゃんのピアニカ、涎が凄そう。
ひとは>緊張した上目遣いで黒光りしたナニかを握り、口を懸命に開く三女さん。
ふたば>力任せにシンバルとは……脇が甘いな。そしてきっと腋は甘い。

背表紙
・矢部智
加藤→矢部っちのリレー。この薄さ、まるでネタ切れじゃないか。
このわざとらしいTシャツは逆に……。

裏表紙
・栗山愛子 (みつば)
>>栗山っちは彼(矢部っち)を変態教師と蔑んでいる。
なんでや!かつては良い感じになったことが何度もあるやろ!!
日常生活に支障が出すぎなので、コンタクトにしよう。もうレーシックでも。

みつどもえ川柳
・ふたば&杉崎
ふたばさんはクリエイティブな才能を生かし、みんなに夢を与えてい生産者。
一方で杉崎は、何もつくりだしてない消費者。大違いとは言い得て妙。

中表紙
・千葉氏 (みつば 吉岡 杉崎)
秘技を決めるCOOLな千葉氏よりも、水平飛びをかましながら
撮影をする杉崎に目を奪われる。これもまた、杉崎流の秘技なのだ。

目次
・伊藤詩織 砂糖 ふたば おがちん 加藤 みつば 杉崎
登校時に繰り広げられる下駄箱での日常。加藤がスタイル抜群。
すまし顔で「秘技」を繰り出す杉崎に笑いを堪えられない。
ふたばさんと佐藤はたぶん腕を組んでる。伊藤詩織の目線が怖い。

CONTENTS
今までは掲載時の感想記事にリンクさせていたけど、
もう書いていないのでメモ書き程度。

233卵性から250卵性まで18回分と浦鉄コラボのフルカラーおまんが。
・「特別お祝い漫画」
春巻コラボ。杉崎をストーカーと言っているわけでは……まぁ、ストーカーか。
圧倒的行動力のふたばさんがさすが。垣ママと闘ってほしい。
浦鉄女性陣は本家に劣らず大正義なノムさん。宮崎危機が爽やか。
・233卵性「瞳を開けて」
みつばちゃん、妹思いだね→ッ!○○(餌)のためよッ!!(ここまでテンプレ)
・234卵性「胸を描くよ」
吉岡が胸が大きいとかいう問題じゃないくらいパッツンパッツン。
・235卵性「ハムナブタラ/純白のピラミッド」
トップレスに注目が集まっているが、前足にも……あ、自然か(豚だから)。
・236卵性「最終実況計画」
冷や汗一つかからない伊藤詩織は、ほんまもんの惡。限りになく白い黒。
・237卵性「ナイトメア!ビフォア・アナザー」
時間停止。ナイスアイデア。吉岡の中で三女さんはどんな人なのか整理が必要。
・238卵性「ゴーストバストアーズ」
尿意と恐怖に耐えながら階段を降りるふたばさんが、もう、ね。フヒヒッ。
・239卵性「サンタが息巻いてやってくる」
海江田さんじゅっさい-1。カオス。麻里奈さんを怒らせてはいけない。
・240卵性「ジュエルベッド」
姉妹の思惑が複雑に絡み合う。みっちゃんの足が無事なのが奇跡。
・241卵性「愛する人の名前を一気に」
もうチクビさんでいいよね。
・242卵性「シュガー&レス」
あかりちゃんの子どもだからな、しょうがない。あかりちゃんの子だもんね。
・243卵性「チョコレート霊魂」
マジキチでお馴染みの松岡さんだが、その雑さには人間味を感じる。
・244卵性「風邪のシレン」
風邪で暗ガール(死語)になっているふたばさんに惹かれる。
・245卵性「テガミダチ」
読み手の感性次第。兄のジャージを着る髪を下ろしたおがさんがぐうかわ。
・246卵性「ありがとう!おともだちたち。」
なんだかんだで感動回。
・247卵性「ココロコンタクト」
矢部っち、嫌われすぎぃ……。落とし神的にはむしろここから。
・248卵性「黒子のゴールマン」
ふたばさんが豪鬼にしか見えない。
・249卵性「レイコンボールZ」
松岡さんとかいう畜生マジキチキャラ。でもみんな大好き。
・250卵性「あの事の俺はもういない?」
エリーゼはパパが大好き。だんだんスカートが短くなっている。これは……。

描き下ろし4コマ
・234卵性「クイズ」
本当は痛くないように作れるのに、杉崎が剥がれるのを恐れて
過剰にいろいろやってそう。育つものも育たない。
・236卵性「かりもの」
甘いもの→砂糖→佐藤?……小賢しい。全身甘味のみっちゃんがいるよ!
いい匂い→佐藤……くんくん加藤。怖い。みつばも虫が寄るほどいい匂いだよ!
佐藤くん→佐藤くん。みつば様も納得の純粋さ。
・238卵性「もみもみ」
矢部っちがおっぱい星人だからって泣くなよ。
・240卵性「シミュレーション」
爆笑した。くまさんの中身が確実にホラーというかスプラッター。
・244卵性「UMA」
ま、松岡さんはきっとおそらく草次郎のことを言っているだけだから……。
・248卵性「ドッチ」
さ、三女さんはおしりも魅力的だから(消去法で)……。


POSTSCRIPT
・加藤真由美
パッと見、誰だかわからなくてごめんなさい。しょうが隊の良心、加藤。
245卵性では伊藤詩織の狂気に精一杯堪えた勇気に拍手。
異常であることが正常であるみつどもえ世界において、比較的「普通」な人。
突き抜けることもよくあるけど……キャラ的には普通な人を保てている。

普通だけど影が薄いわけでもなく、しっかりとキャラが立っているのは、
加藤が普通であることが「特別」な価値を創り出しているのだろう。
その普通な振る舞いが特別で、それでいてみつどもえらしい規格外な一面も
時には見せてくれる。加藤は、みつどもえの均衡を保つ存在。
あ、自称常識人のチクビさんはもう向こう側の世界のです。


別チャンでは2話掲載ということで、話につながりができて面白い。
扉絵も週刊連載の時にパワーアップしているような気がするし、
作業量が増えて絵が荒れることもなくなった?
ペースは遅くなるけど14巻も期待。毎回毎回期待してるけど。
進化し続けるみつどもえは、いつだって「次巻」がオススメ。



みつどもえ 13 (少年チャンピオン・コミックス)
みつどもえ 13 (少年チャンピオン・コミックス)



伊藤詩織は何色の夢を見るのか? ― みつどもえ12巻 桜井のりお

今月のみつどもえ2本立て2本目は社会倫理、偽装問題の話。

「いや〜 今日のプールも気持ちよかったわね〜!」
よく見ると杉崎のちっぱいがちっぱいじゃない……。
ところで、1コマ目で杉崎と吉岡の近くで着替えている女子は誰ですか?
髪を下ろすことで普段と違う一面を見せ、水も滴るいい女を演じることで
人気を取りに来るとは、汚いなさすが宮下きたない。
スポンジから水分補給をする杉崎が哀れ。こうしてみつばに間違った知識が
植え付けられていくんですね……みつば以外も信じたのだろうか。

「実に残念だよ…杉ちゃんともあろう人が…偽装するなど…」
失った水分は胸パッドから補給しちゃうんだぜぇ〜、ワイルドだろぉ〜?
日曜日に杉崎家にあるプライベートプールで楽しく遊ぶ一同。
いつの間にか親友になっていたひとはと杉ちゃん。パッドの入れ方の
説明で気を遣う杉崎に泣いた。親友って、素敵やん?仲良すぎー。
しかしその程度の「心の絆創膏」では矢部っちは振り向かないんですけどねぇ。
特殊メイクを駆使して胸を仕込む杉崎に笑った。これは一筆乳頭が必要。
乳首込みだと値段が変わるというが、億単位で変わるのか?
小遣いの範囲でやっている可能性も高いが、それはそれで小遣いがケタ違い。

「ギャッ 姉ちゃん乳首がない!!」 「龍太!!」
実際、本物と見間違えるようなバストに乳首だけなかったらビックリだ。
姉ちゃんは乳的に子どもという発言で、あいたまの水橋蓮の弟を思い出した。
そこまで気にしなくても、と思ったが、揉むひとはと揉まれる杉崎を目撃した
吉岡のバストを見て、考えを改めた。パッツンパッツンじゃないですか……。
ひとはの水着をたくし上げるという、龍太しかできない悲しい暴露に笑った。
変態総本山で育った彼の明日はどっちだ。あと胸の大きさが気になるなら
とりあえず、矢部っちに揉んでもらえばいいんじゃないですかね(適当)。



233卵生「瞳をあけて」
伊藤詩織は何色の夢を見るのか? ― みつどもえ12巻 桜井のりお

別冊お引越し一発目。表紙のインパクトが半端ない。
薫ちゃんにの肩に乗り、こめかみをツンツンしているひとは。
薫ちゃんの頭の上に乗り、完全にあてているふたばさん。
そして薫ちゃんに「辛気くさい顔をしてるんじゃないわよ!」と
文句を言ってそうなみつば様……これには柴千春も真っ青。
今月のみつどもえ2本立て1本目は三女さんがプールで頑張る話。

「明日の水泳リレー大会 ひとはが足を引っ張らなければ余裕で優勝よ!!」
しかし豪快に隣のコースへ到着するひとはの姿を見て、考えを改める一同。
ビート板を使いながらも泳げるようになったその頑張りは評価したいが、
水中でまったく目を開けられないのは致命的。死にそうな顔で息継ぎする
美少女形無しなその姿は、何とも言いがたい。
世話を焼くイージス宮下さんは不思議と鬱陶しく感じるが、もの悲しげな
三女さんの際どいおしりを見れたので許す。時間の無駄じゃなかった!

「明日 ひとはのためにガチレングッズを持ってきて欲しいのよ いっぱい!!」
妹のために矢部っちに懇願するみつば……自分、涙いいすか?
大会当日に矢部っち秘蔵のグッズを水中に沈めたことには別の意味で泣ける。
グッズをそういう扱いをすると、嫁、ではなく妹の方も怒りそうだが。
龍太のほうがすごいと言う杉崎だが、独身貴族・矢部っちも杉崎家にかかれば
子どものお小遣いレベルになってしまうから仕方ない……。
読み返すと、いろいろなコマの杉崎の胸が妙に張っていることに気がつく。

「千葉の帽子取った姿が目の前にー!!」
千葉氏を利用するみつばだが、周りの人々はそのネタにもう興味ない様子。
冷めた反応に驚くみつば。水中でガン見するひとは。やっぱり姉妹だね。
その一方で、千葉氏には興味なくてもひとはの爆笑した顔には興味津々な一同。
ふたばさんも過剰反応していることに笑った。
それにしてもオチを見るに、他のレーンが50m泳ぐまでにひとはのレーンは
10数mしか進んでないように見えるのだが……これ以上頑張れというのも酷か。
とりあえず、矢部っちでも沈めておけばいいんじゃないですかね(適当)。



別冊 少年チャンピオン 2012年 10月号 [雑誌]
別冊 少年チャンピオン 2012年 10月号 [雑誌]



みつどもえ:232卵性「うちの子ルンパ」
伊藤詩織は何色の夢を見るのか? ― みつどもえ12巻 桜井のりお

みつどもえ12巻が発売されました。

mitu12kan

とらのあな、アニメイト、ゲーマーズ、COMIC ZIN、有隣堂の12巻特典&
アニメイト、ゲーマーズの週チャン41号特典。
1年半ぶりの単行本ということで、描きおろし特典に応えてこちらも奮発。

特典
・とらのあな
【4コマ】ボールペンに収納された4コマ。破れそうで破れない。
みっちゃんはどうしてプールでみっともないお腹を見せるの?マゾなの?
【イラスト】カード。爽やかなプール掃除、と思いきやみつばが半ケツ。
・アニメイト
【4コマ】ペーパー。へー、宮下って女子だったんだ(無関心)。
【41号特典】ペーパー。引越し屋に扮して作業中の三つ子。
作業着女子というカテゴリーはもっと流行ってもいいと思う。
・ゲーマーズ
【4コマ】ペーパー。加藤は素直。伊藤詩織は狡猾。おがさんは不憫。
「身の程をわきまえすぎ」という加藤のツッコミもなかなかヒドい。
【41号特典】ペーパー。貯まった週チャンの整理?三女さんの太ももがムチムチ。
・COMIC ZIN
【イラスト】カード。体のラインが強調されすぎなひとはよりも、
面積の少ない水着のみつばよりも、カップラーメンを豪快に食す
ふたばさんに目が行くのであった。きっとひとはは矢部っち待ち。
・有隣堂
【イラスト】カード。何気にチクビが危ない!?縁側でひとはが入れた
冷たい麦茶を飲みつつ、ビニールプールで遊ぶふたばさんを眺めながら、
スイカにかぶりつくみっちゃん。充実しすぎー。

オビ
・三つ子のコメント
再開のお知らせ、別チャン移籍のお知らせ、別チャン付録のお知らせ、
手ぬぐいを予約販売するというお知らせ、別チャン連動QUOカード応募券。

表紙
・ふたば みつば ひとは
図画工作に勤しむ三つ子が表紙。
ひとは>でたー!矢部っちとの愛の糸電話!!へーい へーい。
ふたば>こうして「読者の心」という名のキャンパスはふたば色で染まった。
みつば>絵は無理なのでモデル脂肪、志望。漫画家を諦めてラノベ作家的な?

背表紙
・加藤真由美
本棚に並べた時に、前巻の伊藤詩織嬢と比べて地味ですね。
それが加藤の良さでもある。彼女も狂気の片鱗を度々見せてはいるが。

裏表紙
・佐藤あかり (千葉和実 佐藤)
ある日突然、息子がパンツをかぶって帰ってきたら誰でも追い返すと思う。
エロに耐性がないと見られるあかりちゃんが実はおぼこという可能性。
……関係ないけど、絵理ちゃんってお父さんにしか似ていないよね。

みつどもえ川柳
・海江田&吉岡 (みつば 千葉氏)
海江田先生はいつか本当に佐藤を「いただきます」しそう。
薄い本ではすでにやってそう。吉岡にはもうかける言葉も無い。

中表紙
・佐藤 (おがちん 伊藤詩織 加藤 ふたば)
背景にふたばさんの台詞が入っている+佐藤の頭上に乗って一緒に逃げている
=ふたばさんは佐藤のすべてであり、2人の中は誰にも引き裂けない。Q.E.D.
ちゃっかり先回りをしている伊藤詩織が怖いです……。

目次
・ひとは ふたば みつば チブサ
1.暑いからといって冷蔵庫を開けて涼むみつばを叱るひとは
2.もうすぐご飯の時間なのに冷蔵庫を開けるみつばを叱るひとは
3.冷たいものをがぶがぶ飲むみつばを叱るひとは……1番かなぁ。
はっ、目次を眺めているだけで5分もたっていた。畜生!幸せ!!

CONTENTS
リンク先は掲載時の感想記事。
今巻は212卵性(本誌掲載時は220卵性)がオールカラーだったので
描き下ろしのカラーおまんがは無し。

どうでもいい話。各回のリンクをご覧の通り、220卵性で指摘されるまで、
このブログの「卵性」の表記は「卵生」になっていた。
原因は一卵性、二卵性は「卵性」と変換されるのに「らんせい」とだけ
入力すると変換候補に「卵生」としか出ず「卵性」が出てこなかったため。

・212卵性から232卵性までの21回分、週チャン分最終回まで。
212卵生「混入DAYS」(掲載時は220卵性)
健気なおがさんに胸が痛む。カラーの鮮やかさもあり、かなり好きな回。
213卵生「食卓のお肉が来るまで」(掲載時は212卵性)
オチが酷すぎて笑った。このプレイも麻里奈さんなら一緒にやrないわー。
214卵生「メイド・イン・ブラック」(掲載時は213卵性)
お姉ちゃんしているふたばさんを見ていると胸が熱くなる。
215卵生「サンタが玄関先にやってくる」(掲載時は214卵性)
お前の娘がこんなに可愛いわけがない。平均的姉の称号を与えたい。
216卵生「なんと双六」(掲載時は215卵性)
佐藤は異性として見られてないよね。すでに嫁持ち、ベテラン夫婦だもんね。
217卵生「冬のファンタG」(掲載時は216卵性)
鴨小のもこっち。久しぶりに読んだけど、想像以上に濃厚な矢部ひと回。
218卵生「ダウジングヒーロー」(掲載時は217卵性)
杉崎からお金を取ったら、そこに残るのは吉岡と丸井三姉妹。
219卵生「極上女子会」(掲載時は218卵性)
宮下が靴下を履いていたのかいないのか。俺は履きっぱなしだったと思う。
220卵生「飼い猫オーブーラン」(掲載時は219卵性)
忘れた頃に美少女設定を持ちだしてくるみつば。
221卵性「ミュージックアザーズ」(掲載時に223卵性という誤表記)
……そんなこんなですっかり仲良しになった三女さんと松岡さんなのでした。
222卵性「ふたばのアトリエ」
栗山っちの生存が確認された回。なおまた行方不明になった模様。
223卵性「ケータイが鳴らなくて」
吉岡が伊藤詩織に騙されて、JSホ別生云々とか書き出す展開はよ。
224卵性「正解はひとつ!じゃないんだからねっ!!」
一郎太は濃度が高すぎるので、たまーに出るくらいが調度良い。
225卵性「みつばナンバーワン!!」
原作・倉科遼、作画・桜井のりお……うん、いける。
226卵性「桜の木になる」
優しくてノリツッコミも上手という理想の姉。姉にノリツッコミは必要?
227卵性「魔法少女なんとかカントカ」
ちょくちょく普通の女の子になる松岡さんがツボ。
228卵性「先生への楽しい謝り方」
センターカラーの部分がない。いかにも連載再開な回。騒がしくて楽しい。
229卵性「寄せ書き教室」
何だかんだで社交性が高まっている三女さん。矢部っちと松岡さんに感謝だね。
230卵性「ハイスコアボーイ」
ふたばさんにBボタンを連打して欲しい佐藤(意味深)。
231卵性「アイマイ見舞い」
サ ッ チ ャ ン ヲ ヨ ロ コ バ セ ル コ ト ガ デ キ タ ラ イ イ ナ 。
232卵性「うちの子ルンパ」
姉妹愛を見る度に涙腺が緩む。そして無残な結果にいつも笑う。

・描き下ろし4コマ
212卵性「おかえし」
ふたばさんの逆襲だああぁぁぁーッ!黒ふたばさん!!(ドンドン パフパフ
伊藤詩織のかわいい乙女な一面。「オレだろ」と言える佐藤△。
216卵性「かるた」
さすが今ドキの愛され雌豚。
219卵性「ムリヤリ」
たぶんダサいとか恥ずかしいとかではなく、自覚しているように胸がキツいから。
次のページの宮下の服を来た吉なんとかはなんかウザい。不思議!
222卵性「ムリヤリ」
隠すつもりがない杉崎の将来、というか環境の変わる卒業後から心配です。
227卵性「ふつう」
三女さん、「普通」をバカにしている?わからないだけと思いたい。

・三十路大昔物語
まーた海江田先生が生娘だという状況証拠が出てしまったか。
桜井先生、女子高生モノもいけるやん!
恐らく多くの読者が予想していた通りであろう海江田先生の高校時代。
超絶美少女、モテモテ、どこか偉そうな態度、変なところで真面目……
ストーキング・クイーンは斜め上を行っていたが、そういうところも含めて
完全にキモオタのハートをキャッチしてるで!現在、この悪いクセ(?)は
改善されたのだろう。何かの間違いで矢部っちの周辺を探り始めたら、むふぅ。
ストーキング技術に惚れ込み、SSS隊が師として崇める可能性も出てきた。
しかし性格は違えど、どこか伊藤詩織の将来にも見えてきた。

POSTSCRIPT
・伊藤詩織
……とか思っていたら、あとがきで無防備に眠る伊藤詩織が登場。
穏やかな寝顔だが、右手に握るカナヅチや黒いおまじないの本に恐怖。
9巻の今昔物語を読み返しても、伊藤詩織が佐藤に惚れている理由は
よくわからない。単にイケメンだから?将来を見越した青田買い?
それはそれで構わないが、狡猾で計算高く、黒いイメージしかない彼女も
何だかんだで様々なリスクを犯しながら佐藤に近づいている。

4コマで佐藤に好意を気づかれていることに慌てふためく姿を見ても、
自分のやっている際どい行為には自覚があったりなかったりの様子。
彼女ほどの人間なら、本気で狙っているからこそ、冷静に事を進めそうだが。
伊藤詩織が佐藤にこだわる理由はどこにあるのだろうか。

加藤のように昔から側で見ていたり、おがちんみたいに絶妙のタイミングで
優しくされたり、何でもいいから理由、キッカケがありそうなものだが、
最初に言ったようにそれはまだわからない。おがちんと加藤を
出し抜こうとする姿も度々見えるが、彼女の最終目標は独占であり、
そのために2人を利用しているのだろうか?確かにSSS隊今昔物語では
おがちんを利用していたが、現在は佐藤の私生活を把握し、自ら発言するなど
やはり冷静さを欠き、却ってマイナスの印象を与えている。

海江田先生は男女間の友情は無いと言っていたが、彼女には同性の友情も
ないのだろうか?どちらにしても、彼女は何をして、何を得たいのか?
伊藤詩織の無垢な寝顔からは、何も想像できない。
しかしそもそも、本当に佐藤が、本当に「オレ」と答えたのだろうか。
あるいはこれが伊藤詩織を惑わすための、ふたばさんの策略だとしたら。
ふたばさんの無垢な笑顔からも、やはり何も想像できない。

という、その場の思いつきで書いた冗談。全部じょ〜だん。
ギャグ漫画の都合もあるし。あとふたばさんは黒くないし。女神だし。
別冊チャンピオンに移籍しても、増ページとか2話掲載はさておき、
1話1話、じっとりとマイペースに頑張って欲しいです。13巻にも期待。



みつどもえ 12 (少年チャンピオン・コミックス)
みつどもえ 12 (少年チャンピオン・コミックス)



永遠に愛しき29歳の君へ ― みつどもえ11巻 桜井のりお
みつどもえの「尿回」をまとめたよ(おしっこネタ注意)

↑このページのトップヘ