難病に臥す親友を救え!ナチュラルキラー細胞を活性化させるために、
真面目な少女が未知なる「笑い」に大真面目に挑戦する漫画の第1巻。

富士矢舞の母親から娘を笑わせて欲しいとお願いされる西宝夏紀。
お笑いでなく、日常会話でも良かったのでは…と思ったがやはりお笑いが効果的か。
カテゴリ分けした笑いにひとつひとつ取り組むのは、勉学が得意な彼女らしいし
展開としても非常にわかりやすい。リアクション芸が最強か。

果敢に挑戦する西宝だが、不安が富士矢に伝わっていそう。人前で話すのは難しい。
苦戦する西宝の前に長期入院中の少女・榎本りんがお笑いの師匠として登場。
同級生の力も借りて、ネタとしても漫画としてもおもしろくなってくる。
しかし富士矢の体調は思わしくなく…。甲斐が強い。不謹慎ネタでエールを送る。
富士矢の日常が軸なので、自ずと緊張と弛緩が繰り返される稀有な作品。