コロコロコミック連載の玩具販促漫画に見せかけたスポ根漫画。
この手の漫画は終盤の単行本が入りにくいけど、2015年に電子書籍化。
この個人出版の経緯は作者のTwitterやWikipediaを見るとわかりやすい。

ファンタジー要素はしばらくないのに、冒頭の龍と宝玉はなんか笑う。
工事現場でトレーニングをする戸坂玉悟がたくましい。ここであの腕力を。
各地を転々しながら仕事をする玉四に息子を預ける父親とはいったい…。
組織に狙われたパターンだろうか。コロコロ読者に自立を促している?
玉悟が書いた設計図を見て、命と同じくらい大切にしているビーダマンを
勝手に改造する玉四。すごい技術なのに序盤しか出ないのが悔やまれる。

登場時は小物臭が漂っていた、なにわのエジソンこと西武丸馬。
新パーツの開発や高速連射など、カッコよすぎる便利屋ナイスガイ。
「あかん!オバチャンスクーターや!!」などの名シーン、名言も多い。
石油王の息子・サラー。最初は性格の悪いヤベーやつだったけど、
玉悟との雨の激闘を通じて改心する姿はベタで良い。燃える。

キャンプ生活をしながらビーダマン狩りをする円大作のインパクト。
とんでもない小学生だよ。完全におっさん。せいぜい高校生である。
ジャイアントボムを初めて見た時は、ありえねーと思う一方で
本当にこんな破壊力があるのかも?と少し思った記憶がある。
ありえそうな理論や描写が少しでもあると、ぐっと引き寄せられる。
これは強引でもいい。スポーツ漫画と同じだな。


爆球連発!!スーパービーダマン 2巻 今賀俊


爆球連発!!スーパービーダマン1巻
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