今週のみつどもえは、めっきり寒くなってきて冬の足音が近づくこの季節に
ぴったりな、身も心も暖まるふたばさんのお姉ちゃんっぷりが見られる話。
テンションが高くなると、寒さなんてどうにでもなってしまうものです。
久しぶりにYFM(やっぱりふたばさんは女神)濃度が高めの感想で。

(ガチャガチャ ガタ カパ) 「またブラック…5体目だよ…」
ガチレンミニフィギュアのガチャガチャに勤しむひとは。
レッドが出ずに30分も粘着し続ける始末。財布のお金を使いきり、
ふたばさんに「あと1回…あと1回やればレッドが出る気がする…」と
焦点も定まっていない虚ろな眼をしながら必死に訴えかけるひとは。
まるで平々凡々な乾いた生活に疲れきった主婦が一時のスリルを求めて
パチンコにハマっていく様を見ているようで、胸がいっぱいになるな……。
自分が持っていたら「一晩を共にする」という条件であげたのにぃ。
いやだなぁ、もちろん晩ごはんをつくってもらうという意味ですよぉ。
並んでいたちびっ子にまでお金を貸してもらおうとするひとはは、
もう本格的にダメだと思った。ただ厳しいだけではなくて、同じ趣味を持つ
旦那さんと、楽しみながらも暴走しないように抑えてもらう必要があるね><

「あっ ほら 5人いればブラックだらけの戦隊ができたッス!!」
キーキー言っていると完全に世界征服を企む悪党の下っ端怪人だな……。
ユーモア溢れるギャグでひとはを励ますふたばさんはやっぱり女神。
ピンク以外はどれも同じ造形であるという大人の事情に気がついたふたばさん。
mitu213
読者の黒い心はすっかりふたばさん色に塗り替えられちゃったよぉ
意気揚々と着色し出すふたばさんだが。ついつい気合が入りすぎたのか
次々とブラックを亡き者にしていく。破壊の女神とか大いにアリだな!
破壊の限りを尽くした女神は、次なる漆黒の戦士を求めて飛びだった……。
ガチャポンコーナーに馴染んでいる矢部っちが素敵。
そんな彼が全色ダブっているからブラックをくれるという。
ダブっているのに何故まだガチャポンを?と思ったけど、ガチレンの上段の
別のガチャガチャをやっているのかな。配置がよくわからないけど。

「やたー!!さすが矢部っち ダメな大人っス!!」
コラそこ!ダメな大人と言われて喜ばない!!
ダブらせてコンプしている矢部っちはいくらお金やこだわりがあるとはいえ、
もう本格的にダメだと思った。ただ厳しいだけではなくて、同じ趣味を持つ
お嫁さんと、楽しみながらも暴走しないように抑えてもらう必要があるね><
で、なんでふたばさんはレッドではなくてブラックを貰っちゃうの!
だがしかし、そんなおっちょこちょいな女神がいても私はいいと思う。
レッドを貰えば良かったと、己のバカっぷりに気づくふたばさんが良い。
人というものは自分の弱さを知ることで成長するのではないだろうか?
この真理を自らの体験を持って我々に語りかけるふたばさん。
次に会うふたばさんは今までのふたばさんとは違う。もはや女神ではない。
むしろ女神の方がふたばさんと呼ばれる存在になっているだろう。

オチは、まぁ、これは偽ブラック軍団をガチレンジャーが惨殺したと思えば。
……たしかに赤を使ったせいで惨殺したようにしか見えない。
自分のヒーローが粗雑に扱われている様を見たら、小学1年生の龍太で
なくともショックだろうなぁ。そう、例えば23歳の担任が見たとしても
それはやっぱり悲しむんじゃないかなぁ。素直に本当の気持ちを言って
誤解を解けるのかな。もう大丈夫だろうけど。という要らぬ心配。むふぅ。



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