FRISKELION

漫画の感想を淡々と書き続けるブログ。みつどもえの個別記事も余裕ができ次第、更新します。


ゲーセンはいつだってグローバル、キュートな英国少女とのほんわかコメディの第1巻。

リリー・ベイカー、ゲーセンで大学生にナンパされた英国少女。漢気コアラが大好き。
草壁蓮司、いきなり中学生に告白をするド変態ヤロー(誤解)。変装して身内を騙す。
コミュニケーションノートをモチーフにした交換日記で交流を深める2人。
ノートがあってもなくてもさして物語に影響がないようにも感じるが、わかりやすいツール。
ノートを置いてないゲーセンも多かったが、いわゆるコロナ禍で消滅した気がする。
読む前から想像していた通り、ただひたすらにリリーがかわいい漫画。妹とかも。

ゲーム漫画ではないが、ゲーム、ゲーセンで見かけるアレコレが扱われることもある。
VRゲームはロケテストを見かけたような気がするけど、専用の施設以外は稼働してない?
DDRは慣れてないからバー持ちなのか、慣れているからバー持ちなのか…なんとも言えない。
数カ月後、そこにはLondon EVOLVED ver.C(CDP)をノンバーでプレイするリリーの姿が!
次巻以降は、恋敵?望月桃子などの新キャラに翻弄されるリリーが見られるようで。


さびれた海辺の町で繰り広げられるどたばたスローライフコメディーの第1巻

少女型メイドロボット、キャリア30年の旧式。ぽんこつなので「ポン子」と命名される。
吉岡ゲンジ、田舎で一人暮らしの頑固ジジイ。妻は他界、子どもたちは都会暮らし。
爺さんと少女のコンビは近年もちょいちょい見かけるけど、まだ定番にはなってないか。
読者層が高齢化していけばそのうち定番のフォーマットになってそう。
  
設定の時点で想像できるお涙頂戴な展開もあるけど、概ね笑えるコメディに仕上がっている。
無味無臭な日常にひたすら感動ネタを乗っけてきたら何もおもしくないけど。
絵もネタも設定も凝っているのでお涙頂戴な展開は売れ線をついてる。
コメディと言うにはちょっとハードな設定、緊迫した雰囲気が漂うこともあるが…。

ゆうなや茜の脇役も存在感がある。町おこしのイベントも楽しい。
漫画で歌とかラップのシーンがあるとだいたい無心で読むけど、本作は別格だった。
幕間、嘘次巻予告の小ネタも素晴らしい。スパロボ風予告はツボった。



鈍感な2人のドキドキ能力検証コメディーの第1巻。

水戸要、目つきと話し方が災いして人が寄って来ないことに悩む頼られたい男子。
なんかひとりだけ西森博之作品の世界観で笑ってしまった。
夢咲舞落、神様から日替わりで謎能力を授かる天然ポンコツ女子。
むっちむち。胸がめっちゃデッカイ。Fどころではないと思う。
自称神様曰く、ポンコツちゃんのミッションは隕石落下による人類滅亡の阻止。
果たして2人は運命の日までに有効な能力を見極め、人類を救えるのか!?
福地流の能力ラブコメという感じでさすが。(福地作品の知識ほとんど無いけど…)

最初の1コマがいろいろなパロディになっているのが大好き。初っ端から集英社ネタ。
漫画読み様たちのブログ全盛期なら全ネタ解説とかありそうなものだが…。
能力ネタが間延びしたり、ラブコメが間延びしたり、どちらも感じることはあったけど
夢っちが超かわいいので読み進めることはできる。雨坂凛も良いキャラしていた。
巻末がショートネタかと思ったら1話分の描き下ろしでぶったまげた。
最終巻は大団円で、いろいろ思うこともあったような気もするけど、これでヨシ!となる。


何者かに薬物を飲まされて気がつくと体が女の子になっていたTS漫画の第1巻。

緒山真尋、孤高の自宅警備員・真尋から病弱な美少女・まひろに転職(TenShoku)した。
緒山みはり、飛び級で大学に通う才女。兄ちゃん改造計画として兄を薬で女体化させる。
最初は気を落とすまひろだが、美少女としての生活も徐々に馴染んできて…。
心の変化にも戸惑うまひろだが、読者的には男の真尋を全く知らないので深刻さは皆無。
天使な小生意気的な展開もあるかと思ったけど、TS漫画なのでそうではないらしい。
まひろがとんでもない目に遭っているはずなんだけど、ひたすらにゆるくてかわいい。
表情豊かでまったく悲壮感はなく(ド直球なコメディ漫画だし)、しっかり笑える。

お兄ちゃん大好きみはりちゃんが、兄を真っ当な人間にしようとアレコレするのも良い。
ギャルJKかえでの登場もあり、徐々に世界が広がっていくまひろ。
成長の物語であると同時に、みはり思い出の優しい兄の再生の物語でもある。
なんていうのも当作の見どころかもしれないけど、そこは個人的には別に…。
2巻以降はキャラが増えたりなんだりで百合や友情もおもしろおかしく描かれる。
作者の趣味なのか、TSお漏らしというマニアックで何かに目覚める読者もいそう。


小学生、女子高生を飼い慣らす。ほんわかバブみグルメコメディの第1巻。

五十嵐舞、ごくフツーの小学5年生。父親と2人暮らしで料理スキルに長けたオカン。
家の前でキレーなお姉さんを拾ってしまい、奇妙な感情が芽生えてしまう…母性以外も…?
三家環、女子高生作家。なにやら訳あり一人暮らし。家事ができない様子。
甲斐甲斐しくお世話をしてくれる舞に依存する。舞からは猫扱いされている。

「このまま飼っちゃえたらいいのに…」とか、いろいろ不穏で重そうな描写が多いけど
あれは何だったのと一周回って不安になるほど、舞がとにかくめちゃくちゃかわいい漫画。
友達のひかる、優香も絶妙にかわいい。特にボーイッシュ優香は刺さる人にはすごい刺さる。
ミサキは何故かこういうキャラが出る予感があり、ででででた〜耳にピアスをたくさんつけて
気だるそうでちょっとおっかないお姉さんだけど実はいいひと〜。と見た瞬間に思った。
絵柄的に切れ目の若いイケメンとかイケおじとか出てきそうだけどまったく出てこない。

この手の漫画では定番のレシピ付き。4コマとかイラストもついている。いいね…。
角煮丼に黄身をのせて「この見た目は罪深い…!」と言う小学生は人生2周目疑惑ある。
アイラップは他の漫画でも見た気がするけど、全く思い出せない…。
ハンバーグ作っていて髪の毛を触られた時の反応、分かる。そして洗っても脂っこいだろ!
初めての単行本でこれはレベルが高い…たまにそういう人いるけど、ホントすごい。
題名は「お世話ごはん」でも良かった気はするが、環の懐きとインパクトを考えるとアリか。


↑このページのトップヘ